【名作椅子のある日常】和の住まいになじむデンマークの椅子

家で長い時間をともに過ごす椅子。せっかくなら心から欲しいと思える一脚を選びたい。今回は、KIGENZEN 代表取締役
相澤真諭子さんお気に入りの“名作椅子”をご紹介。

和を感じる趣ある住まいに自然となじむデンマークの椅子

KIGENZEN 代表取締役 相澤真諭子さん

相澤真諭子さん

「家具の仕事をしていると椅子持ちになってしまいますね」と笑う相澤さん。手に入れてきたのは、26歳で入社したフリッツ・ハンセンの椅子を中心に、デンマークの名作ばかり。同じく家具に造詣の深い夫と結婚してからはコレクションもさらに増え、素材や職人の技術など、ストーリーを知れば知るほどヴィンテージに惹かれていくとか。所有するのはレザー張りが多く「特にポール・ケアホルムがデザインした椅子は、素材の組み合わせもデザインのうち。なのでほぼレザーを選んでいます。空間に緊張感を与えてくれるのも好きな理由です。一方、ソファやダイニングチェアなどゆったりとくつろぐための椅子は、自然と柔らかいデザインの布張りを選んでいますね」。

 この春引っ越してきたばかりの住まいは、一部に昭和初期の建具や床材を取り入れた和モダンなたたずまい。

「手持ちの椅子が、この家で置かれるべき場所に勝手に収まり、自然となじんでいる、そんな印象です。障子ともよく合い、椅子がいきいきとして見える。家や家具におけるデンマークと日本の親和性を、改めて感じています」

【名作椅子のある日常】和の住まいになじむの画像_2

PK80/ポール・ケアホルム

PK22と並ぶ代表作でニューヨーク近代美術館など公共施設でも多く見かける。相澤さんは15年近く前に購入。この家の庭を眺める窓辺に驚くほどぴったりと収まった。「空間をピリリと引き締めてくれる貫禄があります」

【名作椅子のある日常】和の住まいになじむの画像_3

(右)PK22/ポール・ケアホルム

「デザインも座り心地も研ぎすまされた椅子」というPK22は5脚所有。2脚並べて置いた姿が絵になる。こちらは2年前に購入。長年愛用している黒レザーの2脚は、座面が柔らかく、さらに座りやすくなっているとか

(左)GE225 フラッグハリヤードチェア/ハンス J. ウェグナー

旗を揚げるロープから着想を得た、フレームに紐を張って座面にした椅子。初期に作られた希少なゲタマ社製のヴィンテージをオークションで手に入れた。秋冬はシープスキンをつけて使用。「とても寝心地がいい椅子です」

チーフテン チェア /フィン・ユール

チーフテン チェア/フィン・ユール

「酋長」という名のとおり、圧倒的な存在感と風格が漂うフィン・ユールを代表する椅子。3年ほど前に現行品を手に入れた。美しいウォルナット材とレザーの彫刻的なフォルムが目をひく

エッグチェア /アルネ・ヤコブセン

エッグチェア/アルネ・ヤコブセン

SASロイヤルホテルのロビーのためにデザインされた椅子。「包まれるような座り心地で、プライベート感があリます」。フリッツ・ハンセン150周年記念モデルでレザーも脚部も限定色

KIGENZEN 代表取締役 相澤真諭子さん
KIGENZEN 代表取締役 相澤真諭子さん
'06年フリッツ・ハンセンに入社し、PRやマーケティングなどを経て’21年日本支社長に就任。’23年退社し、KIGENZENをスタート。国内外企業のブランディングを手がけるクリエイティブディレクターとして幅広く活躍。4児の母。
公式サイト

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撮影/松村隆史  取材・原文/鈴木奈代 ※エクラ2025年9月号掲載

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