アラウンド50から住みたいのは、これからの暮らしにフィットする家。好きなものを厳選して、いい時間を過ごしたい。そこでおしゃれな人たちのおうちを参考に、暮らしを充実させるヒントを見つけて。今回はモデル、コラムニストとして活躍しているクリス-ウェブ佳子さん邸。
広々としたリビング。ソファはハイクのオリジナルでレザー張り。縁にローズウッドが施されたタイル天板のコーヒーテーブルはロイズ・アンティークス エゴイスト、ミッドセンチュリー期のデンマーク製チェストはルイスで購入。チェスト上にはフランスの窓枠や1920年代のランプを飾った。佳子さんが座るのは、パートナーが購入してきたマルセルブロイヤーによるD4フォールディングチェア
いつも整い、かつおしゃれな人が集まり、くつろぐ家
「『ママはよく家具を担いで帰ってきたよね』とか『うちにはクッションおばさんがいるよね』と娘たちに笑われます」と佳子さん。家具を担いで帰るのはすぐに使いたいから。クッションは大好きで洋服と同じように春夏秋冬でカバーを替え、気に入ったものがあるとつい買ってしまう。さらに朝、リビングが散らかっているのがいやで、毎晩、ソファに散らばったクッションを整えてから寝るのが習慣に。それゆえの「クッションおばさん」だ。
そんなインテリア好き、きれい好きな佳子さんが暮らすのは、自身と同い年の築46年のヴィンテージマンション。入居して11年、今はパートナーと次女、2匹の愛犬と暮らす。長女はすでに独立しているが、頻繁に帰ってくるという。きっと居心地がいいのだ。
「わが家は人が集まる家。私たちの友人だけでなく、娘たちの友人もよく遊びにくるので、くつろげることを第一にインテリアづくりをしています」
インテリアは国も年代も様式も飛び越えたエクレクティックなスタイル。ヴィンテージショップで見つけた家具や、旅先から持ち帰ったラグや小物を自由にミックスして楽しんでいる。ソファを張り替えたり、椅子を足したり、常に少しずつ変化しつづけ、以前より色のトーンもシックになったよう。
「レゴなど娘たちのものが、リビングからなくなったせいかもしれませんね」
パートナーも家具好きで、ふたりでヴィンテージショップをのぞいたり、最近は作家ものの器を見るのが新たな楽しみに。旅も好きで、佳子さんは海外、パートナーは国内を得意とし、旅先からインテリアアイテムを連れて帰ることも多いという。ホテルや旅館のインテリアチェックも欠かさない。
「最近訪れたベトナムのホテルは色や柄にあふれ、マキシマリストに違いないデザイナーによるインテリアが素敵でした。どちらかというと私もそれに近いのかな? でも、最終的には和のミニマルな家に暮らしたい。古民家を改装したような平屋で、祖母のように自給自足に近い暮らしをするのが夢です」
子育てが終わりつつある今を楽しみながら、夢はその先へ。佳子さんによるミニマルな平屋、ぜひ見てみたい。
リビングにあるもうひとつのソファも、ハイクのオリジナル。こちらはヘリンボーン柄の布張り。壁には東南アジアやタヒチから持ち帰った帽子をオブジェのように飾っている
本棚を置いたリビングのコーナー。左は日本製ヴィンテージでビューロスタイルで購入。ここには佳子さんが影響を受けた大好きな本を並べている
リビングで使う雑多なものの収納にはカゴを活用
リビングとつながるダイニングルーム。今では貴重なブラジリアンローズウッドのダイニングテーブルとチェアはソネチカで購入。奥の白いイケアのチェストの上はモノトーンをテーマにし、アートや小物を飾っている。壁に飾った藁のオブジェはフーガで購入した
46年前のままのレトロなキッチン。GEの食洗機は現役で、ガスオーブンはベルタゾーニ社製に入れ替えた。ガスコンロの上の銅製の大きなやかんは、お茶を大量に飲む佳子さんたちのためにパートナーが見つけたキャンプ用
キッチンにもテーブルが。壁のアートはポーランド人の友人の作品
大きな壺はパートナーが持ち帰った
寝室横にある佳子さんのクロゼット。洋服は色別に美しく収納。チェストの上は香水などの香りのアイテム置き場
サイドテーブルつきのベッドとドレッサーがわりのデスクはボーコンセプトで。並べたクッションはクヴァドラとラフシモンズのコラボ。ラグはモロッコで入手
廊下の壁にはアートを飾り、椅子やオブジェを置いてアイキャッチとなるようなコーナーづくりを
独立した長女の部屋はいつでも寝泊まりできるようそのままに。センスを感じる雑誌や絵本が並ぶ本棚は佳子さんがビューロスタイルで見つけた。ラグはユーアーウェルカムで購入