晩年まで金沢をたびたび訪れ、旦那衆と交流を深めた魯山人。今回は「魯山人寓居跡 いろは草庵」、「辻石斎」、「尾張町商店街」を紹介。魯山人の足跡を辿る。
魯山人が1年間逗留した山代の文化サロン
魯山人寓居跡 いろは草庵
大正時代の旦那衆は美術談義や茶会、謡(うたい)を楽しむために別荘を建てる人が多かった。旅館『吉野屋』の主人は、無名の魯山人に自らの別荘を提供、その母屋が現在は一般公開されている。
この土地特有の紅殻壁の母屋
2階は旦那衆が好んだ謡の本なども展示
四季折々の様子が楽しめるロビー
刻字看板を彫るために使用した仕事部屋。山代に来て初めて制作したのが、この『吉野屋』の看板だった
魯山人ゆかりの品も多く展示
Data
石川県加賀市山代温泉18の5
☎0761・77・7111
9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 火曜、年末年始(11〜3月、5月GW明け〜7月20日、9月は土・日曜、祝日のみ開館)
入場料¥560
山中温泉の名塗師。二代目石斎と魯山人との出会い
辻石斎
開湯1300年の歴史をもつ山中温泉で、五代にわたり茶道具を中心に山中漆器を制作。二代目とは魯山人が寝泊まりするほどの交流があり、共同制作した作品も数多い。
かの有名な『一閑張日月椀』も魯山人がデザインし二代目が制作したもの
『朱瓢膳』
辻石斎の妻が作る田舎料理がお気に入りで、特に贅沢煮といわれるたくあんの煮物が好物だったよう
Data
石川県加賀市山中温泉本町2のナの6
☎0761・78・0166
11:00~19:00
作品を購入することも可能
魯山人を見出した細野燕台も暮らした尾張町
尾張町商店街
金沢最後の文人といわれる細野燕台が暮らした尾張町。旦那衆も多く、現在は金沢らしい建築が数多く残る商店街に。提灯屋やギャラリーなど散策を楽しんで。
商店街の中心にある『尾張町町民文化会館』。明治期に建てられた和洋折衷の様式美の銀行をそのまま生かした造り
町民文化会館内の優雅なたたずまいの頭取室。
センスのいいギャラリー『Cazahana』。家具、雑貨やヴィンテージものなど独特のセレクト
Data
『尾張町町民文化会館』
石川県尾張町1の11の8
☎076・222・7670
9:00~17:00
定休日 火曜 ※11〜3月は土・日曜、祝日のみ開館 入場無料
『Cazahana』
石川県尾張町1の8の1 BNFN 1F
☎076・225・8807
11:00~19:00(日曜、祝日は〜18:00)
定休日 木曜