ミナミの千日前に位置する『純喫茶 アメリカン』には、亡き創業者・山野勝次郎さんの美意識が随所に。デミグラスソースから、小倉ホットケーキのあんこにいたるまで手作りを徹底。8種の豆を自家焙煎するコーヒー(¥600)とともにくつろぎの時間を。
純喫茶 アメリカン
戦後すぐの創業。吹き抜けの空間にはシャンデリアと彫刻レリーフ。フロアには640枚の板を重ね削り出した波打つ木の壁。「すべてが特注です」とは3代目の山野陸子さん。名物「プリンファッション」は自家製の焼きプリンに「味も香りも一級品」の果物が9種。意匠を凝らしたしつらえ同様、味づくりも本物主義を貫く。
「プリンファッション」¥1,300。甘さ控えめのプリンのまわりには、スイカ、メロン、キウイ、イチゴほか、今がまさに食べごろの9種の果実を添えて
豪華絢爛なシャンデリアが存在感を放つ
ブナをはじめさまざまな木を集め、1㎝幅の板にしたものを640枚重ねた壁。レトロモダンな空気が心地よい
店内を彩る花は、造花ではなく季節ならではの生花。著名人の常連も多い
撮影/伊藤 信 福森クニヒロ 取材・原文/天野準子 船井香緒里 佐々木ケイ 取材協力/吉田麻子 ※エクラ2023年4月号掲載