’21年10月に開店し1年もたたずにミシュラン一ツ星を獲得したことでソウルのグルメ界隈で一躍、注目の的となったモダン韓国料理の店。店名は慶尚北道安東(キョンサンブクトアンドン)出身のシェフ、オム・テジュンさんの原風景である故郷の美しい松にかかる月の様子から。
開店から11カ月でミシュラン一ツ星。
“地元らしさ”にこだわりぬいた、モダン韓国料理の最前線
SOLBAM(ソルバム)
その詩的な感性は鶉の肉にトリュフを薄くはさみ込むなど、食材をレイヤードして完成させる、小宇宙のようなひと皿にも通ずる。「フレンチのようだといわれますが、安東焼酎や伝統味噌を隠し味に使ったり、食材や調味料はとことん“韓国”。でも、魚のさばき方は大好きな日本食から影響を受けたし、僕の中で蓄積したものが混ざり合った料理とでもいうか」
準備に時間をかけ、起承転結のある料理を提供したいという思いから夜の1コースのみ。メニューは素材名だけが書いてあったり、アミューズは木のギフトボックスに入って出てきたり。客の好奇心をかきたてる演出もにくい。
コース料理は1種類。料理9品、デザート2品でW300,000。ペアリングコースは追加でW180,000
慶尚南道宜寧(キョンサンナムドウィリョン)産の、にんにくを食べて育った鶉うずらの胸肉にトリュフをはさんだメインの一品。しっとりした肉の味わい深さに感動! ワインはブルゴーニュを中心に約300種類
ロマージュ・ブランとさつまいもを混ぜ込んだカスタードクリームの上にキャビア、リンゴのピクルス、白キムチなどを盛りつけた前菜。さつまいものムースが入ったパン(左)とともに
ミルクアイスとミルクジャムの上に板状のメレンゲを添えた食感も楽しいデザートの一品
席数は約30席。日本語が話せるスタッフも
料理学校の名門アメリカのCIAを卒業後、ニューヨークの『イレブン・マディソン・パーク』や韓国の『インプレッション』などの有名店で経験を積んだ38歳のシェフ、オム・テジュンさん。
日本の“おもてなし文化”にも感銘を受けたという
どの席からも見えるオープンキッチン。シェフ含め総勢17名のチーム“ソルバム”の活気が伝わってくる
素材と色が異なる箸から好きな箸を選ぶ。カトラリーもあるが気楽に食べてもらいたいという思いから。食後は箸を包んでプレゼントしてくれる。松ぼっくりはこの店のシグネチャー
DATA
ソウル特別市江南区島山大路37ギル6 4F
서울특별시 강남구 도산대로37길6 4F
☎070・4405・7788 17:30~22:30
㊡日・月曜、1月1日、旧正月・旧盆
12歳以下の子供は入店不可。完全予約制。
海外からの予約は3カ月前~、HPのメールでhttps://www.restaurantsolbam.com