藩主とともに時を刻む南部鉄器 盛岡「鈴木盛久工房」

1625年、南部家の御用鋳物師として召し抱えられたところから始まる鈴木盛久工房・鈴木家の歴史。無形文化財指定を受け、製作した鉄瓶が記念切手の絵柄となった歴代を持つ盛岡の名店「鈴木盛久工房」をご紹介。

築130年の建物裏には名鉄器が創出される工房が
鉄瓶の強度を変えずに軽量化ができるのは手作業だからこそ
表面のさび止めに漆を塗る。鈴木盛久工房の鉄器独特の赤茶色はこの手順で生まれる 
デザイナー・緒方慎一郎氏とコラボしたモダンな瓶敷

すべて手作業で製作するため、型取りから仕上げまで手をつくす時間は丸2カ月。鉄瓶は月20個仕上げるのがやっとという。まもなく16代盛久を継ぐ鈴木成朗さんは、グラフィックデザイナーとして東京で活躍した経歴をもつことからさまざまなコラボを手がけ、シンプルでデザイン性の高い作品で注目を集めている。

岩手県盛岡市南大通1の6の7 ☎019・622・3809 9:00~17:00 ㊡日曜
撮影/古谷 勝 取材・文/池上千恵

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