〈クラムボンはかぷかぷわらったよ。〉――宮沢賢治の童話『やまなし』に登場するクラムボン。その不思議な名の響きが子供のころから好きだった店主が、そのまま店名に。自家焙煎の芳醇なコーヒーを味わえる盛岡の名店「クラムボン」をご紹介。
入口わきにあるのは30年の年月をともにしてきた、手入れの行き届いた焙煎機。焙煎は時間ではなく、目と耳で豆の状態を判断し、青空に突き出た煙突からふわりと白煙が上がるころには、店内も芳醇な香りで満たされる。ひきたての豆を一杯ずつペーパードリップしたコーヒーに「ああ、おいしい」と、無意識に喜びの言葉が口をつく。
岩手県盛岡市紺屋町5の33 ☎019・651・7207 10:00~19:00 ㊡日曜
※価格は税抜き表示です。
撮影/古谷 勝 取材・文/池上千恵
撮影/古谷 勝 取材・文/池上千恵