台湾を愛してやまない食のスペシャリストが、今すぐにでも訪問したい名店をリコメンド。現地から最新情報をお届け!今回はライターの藤森陽子さんと編集者のひとりっPさんさんおすすめのお店をご紹介。
古早味豆花《グーザオウェイドウファ》
夜遅くまでやっているので飲んだあとにふらっと寄れるのがいい(藤森さん)
『古早味豆花』は寧夏路夜市(ニンシャールーイエスー)の近くにあり、名前のとおり、古きよき味をそのまま伝える自家製豆花(ドウファ)屋さん。いつ行ってもお客さんが多く、どの人もさっと立ち寄り、つるっと食べて帰っていく。豆花自体はもちろん、おいしさの秘密はシロップにある。なんと4種の砂糖を使い、甘さの奥行きと香りを追求した味なのだ。30種はあるトッピングもなるべく添加物を避け、自然な味を追求している。「トッピングは花生(ファセン)や紅豆(ホンドウ)の豆類もおすすめ」(藤森さん)。
2代目が味を受け継いでいる。ふわっと軽い豆花に、甘いけれど後味がすっきりするていねいに作ったシロップの最高コンビ。写真のトッピングは愛玉(アイユー)と芋圓(ユーユェン)。豆花NTD40〜
<教えてくれた人>
ライター 藤森陽子さん
食を中心に執筆。お茶、コーヒー、酒など液体関連の取材が多い嗜好系ライター。台湾茶がきっかけで台湾に通うこと二十余年。今年8月に3年半ぶりの台湾を満喫してきたばかり。
劉媽媽飯糰《リウママファントァン》
ずば抜けておいしい台湾式おにぎり屋。朝はこれで決まり(ひとりっPさん)
「絶対のいち押しは、紫米に具全部入り(この店のシグネチャーおにぎり)。米のもちもち感と香ばしさが最高! すぐ売り切れるので朝9時までに」(ひとりっPさん)。数種の具をのり巻きのようにぐるっと米で巻いた飯糰(ファントァン)は、ラップにくるんで提供。あつあつごはんをその場で巻いてくれる行列必至のテイクアウト専門店だ。コロナ禍中に、建物前の屋台から建物1階へと店を移した。住所は変わらないので、できたて飯糰をもって、店の裏の公園で温かいうちにどうぞ。
日本のおにぎり以上定食未満の栄養&ボリューム満点。肉そぼろ、漬け物、切り干し大根、揚げパン、煮卵など具だくさんな招牌紫米飯糰(ザオパイズーミーファントァン)NTD55。午前中早めに売り切れることが多い
台北市中正區杭州南路二段88號
☎02・3393・6915
5:10 ~ 11:30(早めに閉店する場合あり)
無休
冰讚《ビンザン》
このマンゴーかき氷を食べるためだけに台湾に行く価値あり!(ひとりっPさん)
4月から10月ごろまでのマンゴーの生産期しか営業していないかき氷店。「私が夏に行くのは、『冰讚』のマンゴーかき氷、芒果雪花冰(マンゴーシュエホアビン)を食べるため」(ひとりっPさん)。雪花冰とは、味つけをした氷をスライスするように削った、雪のようにふわふわ食感の氷のこと。『冰讚』の氷はミルク味で、氷そのものがおいしい。人工甘味料の入っていない質のいい練乳をかけて、甘いけれど甘すぎない完熟手前のマンゴーをのせたら、すべてのバランスが完璧!
フレッシュマンゴーをその場でまるっと1粒カット。牛乳入りの甘さ控えめの氷の上にごろごろっと重ねたら芒果雪花冰(マンゴーシュエホアビン)の完成。NTD180
台北市大同區雙連街2號
☎︎02・2550・6769
11:00〜21:00
無休
㊡11〜 4月中旬の間(マンゴーの季節のみ開店するため、毎年営業日が変更する)
予約不可
<教えてくれた人>
編集者 ひとりっPさん
元SPUR編集長。「ひとりっぷ」シリーズ著者。台湾旅60回以上。集英社ハピプラアカデミアにて「シン・台湾食い倒れリスト55」オンライン&オンデマンド講座が絶賛販売中。
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