神楽坂は遊びつくした大人にとってもワクワクが止まらない場所。『生蕎麦 い志井』の魅力はそばだけではない。目の前で揚げる天ぷら、プロがセレクトした日本酒、酒の肴。これらの締めにそばをいただく幸せを。
『生蕎麦 い志井』
そばと日本酒で、最幸の夕餉(ゆうげ)を
入口の風情あるたたずまいは、おいしさへの期待を裏切らない。そばの名店で20年ほど修業し、一昨年独立。群馬県は赤城山麓の農園から無農薬栽培、丸抜きのそばを取り寄せ、自ら石臼で毎日製粉、十割で打つ。のどごしのよさ、香りとつややかさに満ちたそばにはっとさせられるが、ここの魅力はそばだけではない。そば屋では珍しく目の前で揚げる天ぷらに、趣向を凝らした酒の肴。これらをさらにきわだたせるのが、日本酒のプロにセレクトをお願いしているお酒。通好みのものをそろえ、燗酒、冷やと、飲む際の好みの温度を聞いてセレクトしてくれる。木工作家・佃眞吾作の我谷盆(わがたぼん)をはじめ、器選びのセンスも魅力的。粋な酒肴で一献(いっこん)、そばで締める幸せをどうぞ。
「にしん蕎麦」。にしんは3日かけて炊き上げる
エビや穴子に季節の野菜を合わせた天ぷら
割烹のようなシックな店内。店主の大森聡義さんとの会話も楽しい
Data
東京都新宿区神楽坂6の8
☎03・6265・0617
11:30〜15:00(土・日曜)、17:30〜22:00
定休日 月曜
にしん蕎麦¥2,100、おつまみセット¥3,000