惜しまれつつ閉店した『リストランテ モンド』のオーナー宮木康彦シェフが新たにスタートした『Siamo noi(シアモ ノイ)』。料理人3人とソムリエのチームで東京イタリアンの新しい道を照らしていく。
『Siamo noi』
自由が丘の『リストランテ モンド』が昨年7月、惜しまれつつ閉店した。オーナーの宮木康彦シェフと修業時代からの同志である名ソムリエのタッグで魅せた16年は、日本のイタリア料理界史に確かな足跡を刻んだ。『シアモ ノイ』は、宮木シェフの第二章。イタリア語で「私たち」を表す店名どおり、料理人3人とソムリエのチームでのサービスを打ち出す。
料理は、店を基点に自分たちの足で調達した食材が主役を務める。相模湾の朝締めの魚を生で、またさまざな調理法で。神奈川県足柄の完全放牧牛の乳で作るモッツァレラチーズは清らかに甘く、世田谷区内の農園の朝どれ野菜はみずみずしさも格別だ。テーブル中心だった店内は8席のカウンターに改装され、魚にパスタ、ドルチェと各担当が交互にゲストの前に現れる。全員が『モンド』や系列店、代官山『ファロ』などで十分な経験を積んでいて、チームの信頼関係が心地よいサービスの基調に。物流の拠点となる大都市としてではなく、ローカルとしての東京に光を当てたクチーナ・トキオネーゼが、東京イタリアンの新しい道を照らす。
相模湾の魚のスペシャリスト、長谷川大樹さんが締めるアカハタに近隣の土の香りをまとわせた土釜焼き。素揚げしたアシタバ、ハバノリを添えて。料理はおまかせコースのみ
調理のハイライトは目の前で
お茶菓子。バナナのカンノーリ
麵棒のみで仕上げる手打ちパスタ。食感が軽やか
舞台のようなカウンター。アート作品にも注目
タリアテッレ。秦野市「みくるべたまご自然農場」の卵と世田谷区「髙橋農園」の芽キャベツで
左から、マネージャーの塚本尚史さん、宮木シェフ、パスタなどの担当の吉井陸人シェフ、ドルチェを担う石井夢麻さん
Data
東京都目黒区自由が丘3の13の11
☎非掲載
19:00~(一斉スタート)
定休日 火・土曜(不定休あり)
コース¥28,000(約10皿、ペアリング、サ込)
予約方法は@siamonoi_jiyugaokaから