大人の旅に必要なのは、忙しい日々から離れ、心からくつろげる特別な時間。アラフィー世代の心をほどき贅沢なひとときが過ごせる最高のステイをご紹介します。活躍中の女性たちが隠れ家のように通うステイ先も教えてもらいました。
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北海道
しこつ湖 鶴雅別荘 碧(あお)の座
最大水深363mの深くかぎりない透明な水の神秘は、支笏湖ブルーと称される。近くには縄文遺跡も
「碧」をテーマにしつらえられた客室は、全室レイクビューの絶景。写真は「suite sky resort」
「夜の鉄板焼きを選択すると、北海道の幸が堪能できます」(席に限りがあり、要予約)
鉄板焼きではお品書きはなく、旬の食材からゲストの気分や食べたいものに合わせて調理してくれる。食事も飲み物もすべてオールインクルーシブ(一部特別な有料メニューを除く)
「suit resort」には広々としたテラスも。部屋の飲み物はもちろん、ルームサービスもすべて無料。ノンアルコールやスイーツの用意も
朝のコーヒーから夕方のシャンパーニュ、そして夜食……至れり尽くせりのバー
全4タイプ、25室の客室には、全室支笏湖を望むプライベートスパが備えられている。部屋も100〜270㎡まで、ゆったりとしたつくり
多忙な中でも大切にしている「心の充実」をかなえる時間
北海道、そして湖が大好きで、『しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座』は特別なひと時を過ごせる場所。新千歳空港から約40分というアクセスのよさも魅力で、1泊から楽しめる宿です。オールインクルーシブのサービスが親切で、その充実した内容は圧巻。年に一度は訪れたくなります。
ニセコも夏も冬も訪れるほどお気に入り。『パーク ハイアット ニセコ HANAZONO』は、食の選択肢が豊富で、長期滞在でも飽きずにさまざまな楽しみ方ができます。
『奥湯河原 結唯(ゆい)』は品川から新幹線で30分、小田原からタクシーで約30分というアクセスのよさが魅力。仕事を片づけて15時くらいに出発すれば、夕食前のお風呂から楽しめる贅沢な時間を過ごせる。食事もおいしく、川の音を聞きたくなったときに利用します。翌日には、ゴルフを楽しむのもおすすめです。
柴田さんの3つの隠れ宿
しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座
支笏湖を五感で楽しめる宿。全室に露天風呂つき。近くに縄文遺跡があり、太古からの安寧の地である。
北海道千歳市支笏湖温泉
パーク ハイアット ニセコ HANAZONO
「お風呂やサウナもきれいで気持ちがよく、ジムやプールも充実。オフシーズンの静かなニセコで過ごすのが、私のお気に入りです」。
北海道蛇田郡倶知安町字岩尾別328の47
奥湯河原 結唯
奥湯河原の清流近くにたたずむヴィラタイプの温泉宿。プライベートな空間を確保、落ち着いた大人の隠れ家的存在。
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上683の25
静岡県
里山十帖 THE HOUSE IZUMI
百名山と魚沼平野を一望する露天温泉。秋から冬にかけて朝は眼下に雲海が広がる
朝も夜も目の前で炊き上げる魚沼産コシヒカリが一番のごちそう
広々とした窓から絶景を望むプライベートサウナ
水風呂は天然の井戸水かけ流し
随所に飾られた現代アート作品も見どころ。文字をモチーフにした清水玲さんの作品
福田泰崇さんの3Dプリンター作品
ウェグナーのサークルチェアで過ごす贅沢なくつろぎの時間
一面に棚田が広がる丘に立つ、築150年の庄屋を改築した一軒家「IZUMI」
ミシュランガイドで一ツ星に輝いた本館のメインダイニング「早苗饗(さなぶり)」では、自然の山菜や伝統野菜を中心にしたコース料理を。化学調味料を使わず、敷地内で作られた発酵食品や調味料で味つけしている
冷蔵庫には、ご当地の日本酒やシャンパン、発酵ドリンクなどが用意されており、 オールインクルーシブ
ルームウエアもタオル類も、すべて肌に優しいオーガニックコットンを使用
朝食は、スタッフが部屋のキッチンで仕上げてくれるスタイル。調理器具や器もあるので自炊も可能
朝食は、地元のお母さんが作った素朴な味わいのおかずと、炊きたての魚沼産コシヒカリ、温かい味噌汁。目覚めの体にしみわたる
あちこちに美術館級の名作チェアが。中央に囲炉裏のある広々とした吹き抜けのリビングには、ル・コルビジェのLC3も
四季折々の自然の恵みと創造的な感性が共存する場所
東京生まれの私にとって、壮大な自然や古民家は、日常を忘れられる“仮想の故郷”。そこに、はっとする学びや付加価値がある宿に惹かれます。
今回訪れた「THE HOUSE IZUMI」は、ほぼ毎年訪れる定宿『里山十帖』が手がける古民家再生プロジェクトのひとつ。絶景温泉&サウナつき、名作家具とアートが並ぶ一軒家を貸し切れるとはなんとも贅沢です。食事もミシュラン星つきレストラン、近隣の有名店、自炊など、同行者や気分に合わせて選べるので飽きません。
文人墨客に愛された伊豆の温泉宿『おちあいろう』は、4000坪の敷地中の随所に、文化財たる建築意匠が施され、見どころも満載。夏は、川沿いの貸し切りテントサウナもおすすめ。
思い立って行くなら東京から約80分の『沼津倶楽部』へ。富士山を望む林の中の名建築に、有形文化財で食すモダン中華、「uka」監修のトリートメントもある女性にうれしい宿です。
東原さんの3つの隠れ宿
里山十帖
“体感するメディア”がコンセプト。「THE HOUSE」のほか、サウナつき「VILLA」も開業予定。
新潟県南魚沼市大沢1209の6
おちあいろう
有形文化財の宿で建築意匠と本格的な温泉・サウナを堪能。オールインクルーシブのお酒の種類が豊富で楽しい。
静岡県伊豆市湯ケ島1887の1
沼津倶楽部
約3000坪の敷地に8室の邸宅のようなくつろぎ感。食事は鎌倉の「イチリン ハナレ」が監修。
静岡県沼津市千本郷林1907の8
妙見石原荘
加水も貯槽もしない地中からあふれ出すそのままの源泉。大浴場と露天風呂、野天風呂にはそれぞれ源泉がある
’23年にリニューアルした本館の4室のうちのひとつ「蘇芳」。ダブルベッド2台、源泉かけ流しの露天風呂、スチームサウナやウォークインクロゼットが備わり、長期滞在にも対応している。高齢のかたでも過ごしやすい配慮が随所に
4室のみの露天風呂つき客室「石蔵」
本館川側の洋室「さらら」。お風呂からも絶景の眺め
全席半個室のレストラン石蔵。ランチ(要予約)は宿泊者以外でも利用できる
鹿児島の旬な食材を使って、石原荘ならではの料理で供する。写真は名物の朝食。全国から集めた器使いも必見
川や滝、庭の自然を五感で感じ、リフレッシュできる場所
国内旅は2〜3カ月に1回、思いたったら出かけます! 宿選びはあまりあれこれ調べず、信頼できるかたがたからの口コミに頼っています。
鹿児島の『妙見石原荘』は、とにかく川の流れる音を聞いている時間が最高のリラックス。リバービューの部屋を予約し、静かに非日常を味わいます。
近場で好きなのが『あさば』。四季折々の雰囲気を感じられ、近くを流れる滝川を眺められるお庭に出ると、とても心洗われます。東京から2時間とは思えない! 約40年前から公演している歴史を感じる舞台で、能や狂言、舞踊を見られるのも魅力。食事もとてもおいしく気に入っています。
お庭といえば『アマン京都』は、いろいろなパワーや気のよさ、土地を開拓したときの歴史も感じられる。近くにある光悦寺から京都市内を見渡しながらお茶を飲むのも癒し。秋には必ず訪れます。
中山さんの3つの隠れ宿
妙見石原荘
鹿児島空港より車で約15分の好立地。深い緑に囲まれた渓谷にたたずむ宿。
鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4376
あさば
言わずと知れた名旅館。季節に応じた能舞台での日本伝統芸能公演もここでしか味わえない悦楽。
静岡県伊豆市修善寺3450の1
アマン京都
かつては本阿弥光悦が居を構えた鷹峯。市中の喧騒から離れた静謐な庭が別世界をつくり出している。
京都府京都市大北山鷹峯町1番
大阪府
パティーナ大阪
心身の静けさと活力を生む大阪のサンクチュアリ
大阪城公園と飛鳥時代から奈良時代に存在した宮殿の遺構を守る難波宮跡公園の間に位置し、街中にして歴史と文化、自然に恵まれた唯一無二の立地にたたずむ『パティーナ大阪』。贅沢なロケーションとそれを最大限に生かした空間の調和が美しく、大阪城のパノラマビューを楽しみながら個性豊かなカルチャー、グルメ、ウェルネスに出会える。
客室は日本の伝統美を感じさせる上質な木や和紙を使ってモダンさを創出し、レストランでは地球環境を配慮した料理を提供。穏やかに過ごしたあとは、大阪城を一望するプールや、高気圧酸素・水素セラピーや凍結療法の施設を備えるスパ&ウェルネス、音楽に没入できるリスニングルームへ。癒しと活力を促す、最先端のラグジュアリー体験が目白押しだ。
「パティーナ・ウェルネス」のトリートメントルームでは都会のオアシスを満喫。
水の癒しと静謐さに満ちたプール。
レコードのサウンドウェイブなど、多層な音楽体験も。
七十二候をコンセプトとするシグネチャーレストラン「P72」。
全客室50㎡以上の広さ、畳のシーティングエリアを備える
Data
大阪府大阪市中央区馬場町3の91
☎06・6941・8888
全221室 スタンダードルーム¥108,125〜(2名1室利用の1泊1名料金、朝食つき、サ・宿泊税込)
JR大阪環状線森ノ宮駅から徒歩約10分、Osaka Metro谷町線・中央線谷町四丁目駅から徒歩約8分。
patinahotels.com/ja/osaka
福岡県
柳川藩主立花邸 御花
18畳、18畳、12畳の和室が並ぶ「大広間」。昼は一般客が見学するが、夕方以降は宿泊者限定のラウンジに。ロビーから好きな飲み物を持参して、ライトアップされた庭を眺め、ぼーっと空白の時間を過ごせるのも宿泊者の特権
400年続く伝統の価値と未来への思いに心潤う
柳川は、水の町。市内には網の目のように掘割がめぐらされ、「どんこ舟」に乗ってしだれ柳や季節の花々、静かな街並みを眺める「川下り」観光が有名だ。その川下りのハイライトが『柳川藩主立花邸 御花』。柳川藩5代藩主が1738年に設けた邸宅が、現在の『御花』となった。掘割に囲まれた約7千坪の広い敷地は、国の名勝に指定された文化財施設。敷地内には、明治時代の近代和風建築が立ち並び、柳川藩主、そして伯爵家と400年にわたって連綿と続いた立花家の歴史を今に伝えている。
その『御花』の宿泊施設が、今年1月にリニューアルされて話題となっている。経営と運営を手がけるのは、立花家18代にあたる立花千月香さん。
「文化財になじむ宿としての価値を見出し、次の100年も魅力的な宿であることをテーマに、スタッフ全員でリニューアルを進めました」と立花さん。
チェックインは地元の家具を配したシックなロビーで。ウエルカムドリンクは、伯爵家農場「橘香園」でとれた柑橘のジュース。客室に向かうと、廊下には、かつて伯爵家が深川製磁に特注した家紋入りカップが飾られている。
8タイプある客室は、庭園と建物を見渡す文化財ビューの客室が人気。備品には、歴史を踏まえて深川製磁の茶器を取り入れる一方、バスアメニティには100%自然由来のNEMOHAMOを採用したりと、伝統と未来とのバランス感が心地よい。
夕方は、宿泊者に向けて、屋敷内を案内するツアーにぜひ参加してみたい。夕食に登場するのは、地元出身の料理長が手がける美しい会席料理の数々。土地の物語とともに味わうと、おいしさもひときわだ。お約束の柳川名物「うなぎのせいろ蒸し」もほどよい大きさで提供される。食後は、宿泊者専用ラウンジの「大広間」へ。藩主や伯爵が眺めていた同じ庭と月を眺めていると、遥かな時間が心にしみる。
ぐっすりと眠って、目覚めた朝は、朝食も楽しみ。炊きたての土鍋ごはんに、炭酸豆腐や全型1枚まるごと出てくる有明のりなど、地場のおかずが見事な合の手を務めている。前もってプランで予約すれば、「どんこ舟」の上でゆったりと朝食をいただく体験も可能だ。
『御花』で過ごす時間は、立花家が柳川とともに紡いできた歴史の深さに出会い、静かに流れる時間の中で、自分を見つめ直す旅となるはずだ。
特別室「黒松」は、87.71㎡の広さ。照明は「八女提灯」、壁のアートピースは、佐賀の「名尾手すき和紙」。椅子は「フリッツ・ハンセン」。ベッドルームに加えて、ヒバ材の丸い浴槽があるバスルームとくつろげる和室もある
『御花』のロゴマークは、立花家の家紋「祇園守紋」から。
ライブラリーから、柳川生まれの詩人・北原白秋の詩集や立花家の先代が著した本などを借りて、部屋でゆっくり読んでみたい。
「黒松」の客室からは、立派な黒松が植わる「松濤園」や黒い瓦屋根が美しい「大広間」、明治時代に建てられた白亜の迎賓館「西洋館」を見渡せる
特別室のゲストは、伯爵家が居室としていた、庭に面した個室で夕食をいただける。
前菜盛りは、有明海産の食材と地元野菜を用いて新緑の川下りをイメージ。ワタリガニの昆布巻き寿司やわけ(イソギンチャク)の唐揚げなど、珍味も楽しい。
メインは、豊作和牛のヒレステーキと柳川美豚の伯爵エール煮込みをひと皿に盛り込んで。
ロビーには、立花家の家族写真や14代が農事試験場で品種改良に携わった柑橘類の絵などの資料が展示されていて、興味深い
「松濤園」は、座敷から眺める鑑賞式の庭園。
池には季節の鳥が遊び、ぼーっと眺めているだけで、不思議と心が落ち着いてくる。
「西洋館」正面の立派な門とは別に、掘割に面して『御花』専用の船着場もある。 宿泊客は、予約のうえでこの船着場からチェックインすることもできる。 家紋を背中に入れたスタッフの長ハッピ姿も、粋だ
Data
福岡県柳川市新外町1
0120・336・092
全20室 スタンダードルーム¥38,700〜、特別室「黒松」¥83,200〜(2名1室利用の1泊1名料金、2食つき、サ・宿泊税込)
九州佐賀国際空港からリムジンタクシーで約30分。または、西鉄柳川駅からタクシーで10分。
https://ohana.co.jp/
鹿児島県
STAY 玉の湯
由布院玉の湯の別館として、’24年1月にオープン。ゲストが自由にそれぞれのライフスタイルを過ごせるよう配慮が。ラウンジでは、歴史ある蓄音機でクラシック音楽を聞きながら静かに過ごせるのも魅力
朝食の時間は地元のこだわりのパンやコーヒー、滋味深いスープなどの軽食を自由にいただける
天井高が3m、本棚や机があり長期滞在に自分の好きな空間で過ごせる。シンプルなキッチンもある
源泉かけ流し温泉は、アルカリ性単純温泉で無色透明
全10室にサンルームがあり、心からくつろげる。写真はリビングも備えた「スイートルーム」
「食事の選択肢が広く、玉の湯のお料理をいただくことも、自分で軽く調理することも可能。私は地元のチーズやパン、ワインを買い、おこもり時間を楽しんでいます」。玉の湯の代表的な前菜、煮物、和牛炭火焼きなどを詰め合わせたお弁当(¥7,200)も部屋でいただける(前日まで予約)
心が穏やかになりパワーチャージできる宿
由布院の『STAY 玉の湯』は、老舗「玉の湯」の精神を大切に受け継ぎながら、今の感性に寄り添う、しなやかで心地よい宿。どの部屋からも由布岳を望み、木のぬくもりと柔らかな光に包まれた空間には、静けさと品が漂っています。ミニマルながら温かみのあるしつらえ、蔵書や蓄音機、グラス一杯のワイン。本館の温泉も利用でき、湯につかるひと時は格別です。バリアフリーの設計で、親世代や体力に不安があるかたとの旅にも最適。ただ泊まるだけじゃない、“暮らす”ように滞在するという新しいご褒美です。
奄美大島の『伝泊 The Beachfront MIJORA』は、奄美の美しい海を目の前に自然と対話できる宿。波音と潮風に包まれながら、何もしない贅沢を堪能できます。
ほかにも島根の『なにわ一水』は、宍道湖を望む宿。美しい夕日や湖の情景、美食と美肌の湯、そして“ちょうどよい距離感”のもてなしが、静かに心を整えてくれます。
三島さんの3つの隠れ宿
STAY 玉の湯
「暮らすように旅をする」をコンセプトに、最大30泊までの長期滞在が可能。
大分県由布市湯布院町川上2711の1
伝泊 The Beachfront MIJORA
自然と建築が調和する空間で自分を取り戻す、奄美大島の海辺のヴィラ。星の下、テラスでワインを楽しむのは至福の時間。
鹿児島県奄美市笠利町外金久亀崎986の1
なにわ一水
小泉八雲が暮らした松江にあり、デザイン性のある客室に新しい風を感じる宿。全室露天風呂つき。
島根県松江市千鳥町63
沖縄県
ローズウッド宮古島
紺碧の海と白砂に溶け込むようなインフィニティプール。琉球石灰岩が多い宮古島には、山も地表を流れる川もないため、土が海に流れ込むことなく、透明度の高い美しい海が保たれている。青の絶景に癒されてみたい。天候と潮位によりプールセッティングは変わる
自然と心地よくつながる究極のリラックスを贅沢に
空港から車で、緑に囲まれた小高い丘にたたずむエントランスロビーに到着すると、すでに別世界感に包まれる。パノラミックに見渡す広々とした敷地は、まるで青と緑と白で描いた絵画のよう。小さな岬に広がる『ローズウッド宮古島』は、島ならではの独特な岩層、宮古ブルーと呼ばれる青い海、サンゴに由来する白い砂浜といった大自然に囲まれた絶好の立地だ。ローズウッドは、世界各地にウルトラ・ラグジュアリーなホテルやリゾートを展開するブランド。「センス・オブ・プレイス」を哲学とし、その場所ならではの特別な時間と体験を提供する。
客室タイプにはヴィラと、より贅沢なハウスがあり、55室のすべてがオーシャンビュー、かつプライベートプールつき。室内は上品なベージュを基調にしたやわらかなカラーリングで、部屋にいても、島の自然とつながるような落ち着きが感じられる。家具やインテリアから建築まで、デザインを手がけたのは、オランダを拠点に世界で活躍する建築家ピート・ブーン氏。天然素材に直線を組み合わせた構築的なフォルムは、日本らしさをも思わせる。
客室で海を眺めながらプールに入ったり、チェアでそよ風を感じながら寝そべったり、宮古ブルーのハーブティーを味わったり、と、自由気ままに過ごす時間が、まずは贅沢。時に、鳥が訪れて愛らしい鳴き声を聞かせてくれる。RWのロゴが入ったスリッパは、中がふわふわで抜群の履き心地だ。
滞在中は、ぜひ「Asaya Spa」にも出かけたい。ローズウッドでは、先進的なウェルネスブランド「Asaya」の体験はマスト。宮古島の雪塩を用いた足湯から始まるトリートメントはもちろん、広々としたスタジオでの朝のヨガやストレッチにもトライしたい。
3つのダイニングがあるのは、海と一体化するようなインフィニティプール付近の開放的なエリア。料理や飲み物は、島の食材を用いるだけにとどまらず、巧みにひとひねりされて、新しい表現に昇華されたおいしさだ。
アオウミガメが訪れる海には伝説も多く、近隣には古くからのパワースポットもある。天気しだいでは、夜空に天の川や南十字星も見つかるはず。海外まで行かずとも、飛行機でひとっ飛びで、世界レベルのリゾート体験ができるのが『ローズウッド宮古島』。最低2、3泊して、心と体をゆったり解き放ち、エネルギーをチャージしたい。
プールサイドで寝そべっていると、周囲を海に囲まれているような気分になる。ビーチに面したメインプールは、海に溶け込むようなデザイン。
3つのダイニング、バーと、プールがあるメイン棟。クリームやサンドベージュの色構成がスタイリッシュ。
オールデイダイニング「NAGI」では、テラスで、風を感じながらリラックスして食事を。
プールサイドにある「YUKUU」では、月桃のカクテルや軽食が楽しめる
「NAGI」での朝食はブッフェに加えて4種から選んで。
「ウェルネス」は、アサイーボウル、ホワイトオムレツ、宮古モリンガティーなどが登場。
ヘルシーかつおいしさにも満足。島の食材を用いた和朝食も人気だ。夕食には、イタリアンを提供。魚介類をトマトで煮込んだシチュー「カチュッコ リヴォルネーゼ」は、シェアスタイルでどうぞ
宮古漁港と地元の素潜り漁師の高田氏から届く新鮮な魚介を中心に、素材を引き立たせる調理で仕上げる「MAAS」。マースとは塩のこと。「MAASサワー」は、塩をアクセントにしたシグネチャーな一杯。締めは、だしが効いた冷製「雲丹そば」で!
ローズウッドの先進的なウェルネスブランド「Asaya」を体験できる「Asaya Spa」を設置。ボディトリートメントには日本のウェルネススキンケア「LAPIDEM」を、フェイシャルにはパリの「EviDense」を採用。
屋外の温水バイタリティプールや屋内のハイドロセラピープールなど、無料の温浴施設も充実している。
ヴィラのテラスでは気ままにくつろいで
ヴィラ外観は、琉球石灰岩の壁と平らな陸屋根を組み合わせた構築的なデザイン。景観に溶け込みつつ存在感を発揮
Data
沖縄県宮古島市平良荷川取1068の1
☎0980・79・8899
全55室 1泊1室¥160,000〜(サ別、時期により変動あり)
宮古空港から、車で約20分。下地島空港から、車で約30分。
www.rosewoodhotels.com/jp/miyakojima
Villa El Cielo Ishigaki LUNA
石垣島でも有数の美しさを誇る米原ビーチから徒歩わずか30秒の距離に位置している。プライベートプールでは、誰にも干渉されない自由で開放されたひと時を過ごせそう
「星空保護区」に認定された日本でも有数の星空スポット。ウェルビーイングに精通するシェフが地元素材を使ってコース料理を作ってくれるプランも(別途料金)
敷地面積1698㎡の広大な土地の中で、感動とリラックスが交差する特別な時間を過ごせる
「月明かりのように、静かに満ちる上質さ」をテーマにし、2ベッドルームを備え、最大6名まで宿泊可能
家電やツール、器も充実したキッチン
BBQツール(別途料金)の貸し出しも
サウナ(別途料金)など設備も充実
美味、景色、しつらえ……季節ごとの趣向を味わう贅沢
季節や食材がワクワクするころに旅の計画を立てます。宿はいつも素敵な投稿のあるインスタグラムや、友人のこだわりのおすすめを聞いたり、いろいろリサーチして選んでいます。
最近のお気に入りは、海リゾートでは『Villa El Cielo Ishigaki LUNA』。静かで美しい海まで歩いて30秒という静かな美しいヴィラ。サウナやバーベキュー、キッチンツールも素敵なブランドでそろえてあり、自炊も楽しく、ゆったりしておこもりが楽しい宿です。アウトサイドリビングも完備していて、リラックスした時間が過ごせます。
季節ごとの美味を楽しみにしているのは『石葉(せきよう)』。朝晩の食事のおいしさはもちろんのこと、お湯のよさ、部屋のしつらいなどもすばらしく、毎回宿泊するたびにまた来たいと思うほどです。ごはんのおいしさでいえば『里山十帖』もリピートする宿ですね。
渡邉さんの3つの隠れ宿
Villa El Cielo Ishigaki LUNA
新石垣空港より車で約20分のプライベートヴィラ。近くに今春、新棟「SOL」も誕生した。
沖縄県石垣市桴海148の526
石葉
緑深い山中にたたずみ、上質な日本料理を提供する宿。「おいしいものの季節に、訪れたくなります」。
神奈川県足柄下郡湯河原町749
里山十帖
「お湯もよく、センスがいい。お散歩企画などゆったり楽しめるアクティビティが充実しているのもうれしいです」。
新潟県南魚沼市大沢1209の6