漆工の杉田明彦さんに注目! ”新工芸”は作家のアトリエを訪ねて買うのが◎

eclat1月号では、「同世代や下の世代に『漆ってかっこいい』と思われるような作品を作りたい。漆は高価ですが、本来はカジュアルなもの。臆せず、日々使ってもらえたら…」と言う漆工の杉田さんの買えるアトリエを訪ねます。

漆工 杉田明彦さん

陰影ある色合いが魅力
アトリエで地塗りの作業をする杉田さん。器の素材はケヤキが多いという。「ゆがみにくく、重いのでお椀に向いています」
弁柄や墨粉、錫の粉、黒の弁柄など漆器の色を決める大切な素材の数々。墨粉は最後に蒔きつけると、鉛筆の芯のような色合いになるという。黒の弁柄は、マットで少しインクっぽい色合いに。「"さまざまな黒" の表情が出せたらと思っています」と杉田さん
「スレート皿 角」(S)¥4,500。和菓子の色合いが美しく映える。ちなみに和菓子は『吉はし』のもの
モダンなフォルムの「筒型椀」大¥23,000、中¥16,000、小¥12,000
「弁当箱」各¥36,000。"弁柄朱"(中央)の少しアンバーな赤が独創的。杉田さんの作品は金沢市内の器の店『エニグム』でも扱っている。アトリエは自宅も兼ねているので、必ずアポイントのうえ、訪問を

古いものからも影響を受けているなど、作家の思いを聞くと、作品への思い入れもますます強くなります。-インテリアスタイリスト 城 素穂さん

陰影のある色合いとモダンさを感じさせるフォルムが、杉田明彦さんの漆器の魅力。大学の哲学科を中退し、そば屋で働いていたころに漆器と出会い、その美しさに魅了されたという。そして「消えるものより、形に残るものを」と、塗師の赤木明登さんの門をたたいた。独立後、ガラス作家の辻和美さんや金工の竹俣勇壱さんと縁があり、「人とのつながりの中で仕事をしたい」と金沢へ。
「同世代や下の世代に『漆ってかっこいい』と思われるような作品を作りたい。漆は高価ですが、本来はカジュアルなもの。臆せず、日々使ってもらえたらうれしいですね」

http://www.sugitaakihiko.com/ ※アポイント先はホームページで確認を。

撮影/山下みどり 取材・文/安齋喜美子

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