ネオエグゼクティブのための“会食の黒革手帖”。今回は、柴田陽子事務所代表 柴田陽子さんが「どなたをお連れしても、必ず感動を持ち帰っていただけます」と言う『日本料理 炎水』を紹介。
おすすめしてくれた人
日本料理 炎水
すべてが高水準。安心して時をゆだねられる
炎は“炭火”、水は“出汁”を表す。日本料理の根幹、本質をなす言葉を名に掲げて店を開いたのは、東京の和食の三ツ星で腕を磨いた伊藤龍亮さんだ。開業から5年の店だが、季節ごとに足を運ぶ食通は多い。柴田陽子さんもそのひとり。
「食通の友人が毎月通っていると聞いて、おじゃましたのが始まり。季節ごとにうかがうようになって3年のお付き合いです」
会食を含め、週に5日は外食を楽しむという柴田さん。店選びの基準は、「素材をシンプルに楽しませてくれる料理と、気持ちのよいサービスがそろう」ことだと話す。エグゼクティブをおもてなしする機会も多く、採点は決して甘くないが、『日本料理 炎水』は、安心してすべてをゆだねられる一軒なのだとか。
「料理はもちろん、しつらえ、接客すべてに安心感がある。どなたをお連れしても、必ず感動を持ち帰っていただけます」
柴田さん自身が「毎回、感動する」と話すのは、削りたてのかつお節からだしを引くパフォーマンス。
「所作は美しく、味わいは一点の曇りもなく。食の贅沢が、凝縮されています」
(上の写真)「奥井海生堂」極上の熟成「蔵囲い昆布」を水だしにし、目の前で削る「坂井商店」の「本枯本節」を加えて引く一番だしを味わうお椀。蒸し鮑とともに。料理はすべて¥35,000のコースより
カウンター。9〜10月の改装期間を経て、しつらえは一新される予定だ
とびきりの本枯本節、手入れの行き届いたかんな、素材を知りつくした料理人の技で削り出される美しい削り節。目の前で黄金色のだしに
ふかひれの唐揚げ、「服部中村養鼈場(ようべつじょう)」のすっぽんの小鍋仕立てと。「ふかひれそのものを味わえるひと品を」と伊藤料理長が考案した通年のスペシャリテ
鰻の蒲焼きの土鍋ごはん
個室は改装後、カウンターを備える
Data
東京都目黒区中目黒1の5の12 ATRIO1F
☎03・5860・7530
17:00~19:40最終入店(21:40LO)
不定休
カウンター8席、個室1室、6名まで対応可
ディナーコース¥35,000~(季節により異なる)、サ10%別
※9月1日から10月15日は改装のため休業
柴田陽子さんの手みやげ
「麻布昇月堂」の一枚流し麻布あんみつ羊羹
名のとおり、あんみつと羊羹の彩り、おいしさがひとつに! 紅白の求肥、寒天、大粒の栗などが目に美しく、箱を開けた瞬間から場が華やぐ。冷やしておいしい和菓子は、今の季節にこそ食べたい、贈りたいひと品。
(小)¥1,512。
●東京都港区西麻布4の22の12
☎03・3407・0040