ネオエグゼクティブのための“会食の黒革手帖”。今回は、ワイン輸入商「ラシーヌ」の共同代表、合田泰子さんが、海外からのゲストをアテンドする際、頼みにするという『天冨良 いわ井』を紹介。
おすすめしてくれた人
天冨良 いわ井
来日する生産者にも評判、日本の食文化を味わう一軒
奇をてらわず、旬の上質な食材のうま味を昇華させる天ぷらで、味を知る大人に支持される『天冨良 いわ井』。しつらえや器使いにまで、主の岩井義郎さんの美意識が貫かれた名店だ。
ワイン輸入商「ラシーヌ」の共同代表、合田泰子(ごうだやすこ)さんも、20年来『いわ井』に通うひとり。とりわけ、海外から来日する生産者を東京でアテンドする際、頼みにする一軒なのだという。
「有元利夫さんの作品が彩る上質な和の空間は、海外のかたがたをお連れすると必ず喜んでいただけます」と、合田さん。「お料理は、天ぷらはもちろんのこと、旬菜の白あえやマグロのヅケなど、間にお出しくださる小鉢もおいしく、中里隆さんの器が料理を引き立てます」
岩井さんと中里さんの交流も長年にわたり、器の愛好家の間で貴重な作品に触れられる店としてもひそかに知られている。「管理の行き届いたワインセラーがあり、美しい紬のお着物を召された奥さまの接客も、心に残るもの。ワインとともに、和の食文化の極みを体験していただけます」
スペシャリテのひとつ、ウニの天ぷら。のりを使わずに揚げることで、ウニ本来の甘味をより感じられる
イチジクのごま酢あえ。器は、中里太亀さん作
合田さんも好きだと話す天茶は、唐津の棚田の米で。有明産ののりがふわりと香る
大分産、天然の車エビ
開業時から提供する本マグロのヅケ。ねっとりと濃厚で、ワインを呼ぶ。井銅心平さんの器で
岩井さんが修業時代、銀座の画廊で出会った有元利夫さんの作品。カウンターをはじめ、店内数カ所に飾られている
以前は市販のセラーを使用していたが、移転を機に造り付けのセラーを新設。岩井さんご夫妻はブルゴーニュ、シャンパーニュ好き
銀座の有名店で17年にわたり修業し、’98年に開業した岩井さん。おもてなしは奥さまとの二人三脚で
DATA
東京都中央区銀座7の4の5銀座745ビル6F
☎03・3571・5252
18:00~22:00(20:00最終入店)
前日までの予約で昼も営業(水〜土曜)
定休日:日・月曜
カウンター8席 完全予約制
ディナー¥33,000~35,000目安
合田泰子さんの手みやげ
桃林堂 上野店 小鯛焼 竹籠入
小ぶりながら丹波の大納言小豆のあんがたっぷり。毎日、店の2階の工房で焼く。「関西の和菓子の味が私好み。見た目も愛らしい」と、合田さん。
5個入り¥1,800
●東京都台東区上野桜木1の5の7
☎03・3828・9826