ナポリピッツァ職人が技術を競う大会で日本一に輝いた腕をもつ鈴川充高さんが、赤坂で『PER TE(ペルテ)』をオープン。新天地で掲げる旗印は「ピッツァを柱としたガストロノミー」。絶品ピッツァと薪窯料理のコースを味わいたい。
『PER TE(ペルテ)』
「ジロールと松茸のピッツァ」は、高級レストラン級の食材をピッツァに落とし込んだ一品(写真は一例、食材は時季替わり)
ひと口食べて、生地の軽やかさに目を見開く。歯切れがよく、香ばしさが鼻に抜けていく。年齢を重ね、知らずに遠ざかっていたピッツァのおいしさを思い出す。いや、出会い直す。そんな店だ。
ナポリピッツァ職人が技術を競う大会で日本一に輝いた腕をもつ鈴川充高さん。かつては千葉県の住宅街に店を構えていたが、距離をいとわず足を運ぶフーディが後を絶たず話題を呼んだ。
新天地で掲げる旗印は、「ピッツァを柱としたガストロノミー」である。アミューズから始まる10皿前後のコースに、マリナーラやマルゲリータ、今ならジロールのような季節のとびきりを使ったピッツァが、リズムよく組み込まれている。
「コースのひと品としてとらえ、生地も焼き方も改良しました」と、鈴川さん。薪(まき)窯で調理する魚や肉の一品も、シンプルに研ぎすまされている。店内もピッツェリアのにぎやかさとは対極の食空間だ。
レシピ化できない仕事で生地と火を操る技はそのまま、ナポリとも違う“ピッツァ体験”を提供。クリエイティブなピッツァが話題の今、見逃せない一軒だ。
「マルゲリータ500」は、鈴川さんが競技大会で優勝した際のスコア(満点)を冠したスペシャリテ
ナポリピッツァは4、5枚を同時に焼くが、ここでは最大2枚までとし、精度を上げている
青森県「山口養魚場」のブランド、渓流サーモンの薪焼き。季節の野菜を添えて
千葉県での時間をともにしたピッツァ窯と鈴川さん。窯が移築できる場所がこの店の条件だった
アート作品は、木彫りのアーティスト・手嶋大輔氏によるもの
空気を含ませながら捏ね、24時間かけて発酵させる
デザイナーの柳原照弘氏がインテリアを手がけた店内は、にぎやかなピッツェリアとは一線を画す
東京都港区赤坂2の12の33赤坂永楽ビル1F
☎︎03・5545・5255
17:30~、20:30~の2回制(一斉スタート、ドアオープン30分前)
※予約サイト「OMAKASE」で予約受付
定休日:日・月曜(ほか不定休あり)
コース¥19,800(サ別、11月以降変更の可能性あり)