絶景を望むヨガに泥パック、贅沢な金沢の味覚も!
大人のひとり旅の醍醐味の一つは、日常を離れた空間で自分をリセットし、心身ともにリフレッシュすること。そんな願いを叶えてくれるスパ&ウェルネスの宿を、旅のプロに聞いた。
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沖縄県「ローズウッド宮古島」
抜群の透明度を誇る“宮古ブルー”の海沿いに位置する「ローズウッド宮古島」。全55棟からなる客室は、ヴィラとハウスの2タイプからなり、どの客室からも煌めく碧い海が広がる景色を望むことができる。和洋の料理を堪能できる4つのレストラン&バーを始め、宮古の美しい海と一体化したようなビーチサイドのインフィニティプール、スパなど、至福のひと時が過ごせる施設が充実。珊瑚礁でのシュノーケリングやSUP、地元特産の陶芸体験などのアクティビティはもちろん、ゆったりとした自然に囲まれて贅沢な時間を過ごすことができる。
「ヴィラのように点在しているトリートメントルームで、ローズウッドの独自の『Asaya』トリートメントや、宮古島の伝統行事から着想を得たという泥パックで癒してもらうことができます。丁寧なカウンセリングから、ゲストのお悩みに合わせてプランニングしてくれるビスポークメニューがオススメ。たるみを引き上げて欲しいと懇願した際の手技もお見事でした!」(フリーランスPR&ライター・星子莉奈さん)
「Asaya Spa(アサヤ スパ)」は、宮古島の海の恵みや、長寿で知られる沖縄の文化や慣習を取り入れたトリートメントメニューを提案。雪塩を使ったフットリチュアルからボタニカル・フェイシャル、泥のマスクと充実のラインナップで、心身をリフレッシュさせてくれる。
イタリア料理、日本料理、カジュアルシーフードに、メインバー&プールサイドバーと食も充実。海を眺めながら、地元の食材を使った料理や島のスピリットが込められたカクテルをのんびり楽しむ時間は、何にも代えがたい至福のひと時になるはず。
INFO
沖縄県宮古島市平良字荷川取1068-1
☎0980-79-8899
1泊1室¥202,400~
公式ホームページ
石川県「べにや無何有」
豊かな緑の中に静かに佇む「べにや無何有」は、宿の名に込められた意味の通り、“からっぽのなかの豊かさ”を存分に味わえる場所。静かに読書ができる3つのライブラリーや、温泉と薬草を用いた施術を行なう「スパ円庭施術院」など、静寂に包まれた心地よい空間で、思い思いの自分時間を過ごすことができる。日本ならではの檜の白木造りに心身が浄められる清浄の湯「薄香USUKŌ」や、湯船の中に丸い背もたれがあり、瞑想へといざなう静寂の湯「玄青GENSEI」は、共に名湯山代の湯。それぞれに内湯、露天風呂、サウナも完備している。全16室の客室も、山庭を望む露天風呂付なのでお部屋でゆっくりと温泉浴を楽しめるのも嬉しい。
「穏やかで静謐で、あたたかみのある場所。宿自体の美しさや、お食事の美味しさも忘れられないのですが、『スパ円庭施術院』の素晴らしさがずっと心に残っています。和の薬草を取り入れたメニューが主なのですが、いつもはトリートメントを受けても施術中にめったに眠らない自分が、数秒で寝落ちしてしまい……なので内容はあまり覚えていないのですが(笑)、とても幸せな満足感に浸った施術でした。おひとり様プランもあります」(Web エクラ 編集長・塩谷麻衣子)
「スパ円庭施術院」では、カウンセリングを行った後、体質や体調に合わせたオーダーメイドの薬草玉と漢方クリームを調合したトリートメントを受けられる。お腹のトリートメントや、加賀の薬石“医王石”のアイピローで目を温めながら行うヘッドマッサージも。
広々としたテラスを備えたダイニングで、豪華なずわい蟹の炭火焼を始め、加賀の豊かな食材を使った贅沢な料理を楽しめるのも大きな魅力。2泊以上の宿泊者は、茶会で使う竹の茶杓作りや白山薬草玉づくり、アロマの香りに包まれながら体験できるヨガなど、体験メニューも豊富に揃っている。
INFO
石川県加賀市山代温泉55-1-3
☎0120-07-1340
1泊2食付き1室 ¥157,600~
公式ホームページ
兵庫県「禅坊 靖寧」
淡路島の雄大な景色を贅沢に味わいながら禅体験ができる「禅坊 靖寧」。日本杉を組み合わせて作られた全長100mのウッドデッキは、裸足で歩くことで、木の温もりと香りが体に伝わる作り。大自然に囲まれた空間で瞑想やヨガをすることで、より深く自分と向き合い心身のバランスを整えられる宿だ。施設内のすべての空間において、細部までこだわりが。国産木材を使ったHIDA家具は、シンプルながら日本の森の本質を宿し、心地よい安らぎを与えてくれる。
「東経135度線上に建てられた木の温もりあふれる坂茂建築に泊まって、はじまりの島とも言われる淡路島の自然に囲まれながらの禅体験ができる特別なリトリート。朝陽に包まれての瞑想やヨガなど非日常に浸かれます。びっくりしたのが、オリジナルの禅坊料理。動物性食品、小麦粉、油、上白糖、発酵を経ていない塩まで使わずに、こんなにおいしくて美しいお料理がいただけるなんて!と感激するはずです」(ライター・桂まりさん)
食材の宝庫である淡路島の恵みを使い、季節や体調の変化に考慮してアプローチされた心と身体を整える禅坊料理。日本の食文化である発酵を大切に、1年から3年かけて熟成させた伝統的製法の調味料のみを厳選して使用。発酵が止まっていない自家製の甘酒や醤も味わうことができる。
象徴的な建築は、建築界最高栄誉といわれるプリツカー賞を受賞した坂茂氏が設計。開放的な長い廊下からは、燦燦とふりそそぐ太陽の光と澄んだ空気、そして雄大な緑を贅沢に堪能できる。
INFO
兵庫県淡路市楠本字場中2594-5
☎:0799-70-9087
1泊1室1名¥48,000~
公式ホームページ
静岡県「沼津倶楽部」
雄大な富士山と駿河湾を臨む沼津市千本松原の一画に、静かに佇む「沼津倶楽部」。三千坪の敷地内に建つ集合別邸は、建築家・渡辺明氏の設計で2008年に増築されたもの。敷地の玄関口に位置する茅葺きの長屋門と数寄屋造りの建物は、国の有形文化財にも指定されている。客室は8室で、和室やバルコニー付きの洋室、和洋の要素が混在したメゾネットなど、趣の違う客室タイプが揃う。どの客室からも観られる松林と、富士の伏流水が湧き出る水盤は、まるでアートのような美しさ。スパには、ukaが沼津倶楽部のために監修した予約制のトリートメントのほか、内風呂や、光明石を使用した人工温泉の露天風呂、岩盤浴室とサウナ室もあり、癒しのひと時を過ごすことができる。
「建築も素晴らしく、客室の前に広がる水盤を眺めながらのんびりと。ukaのスパが入っていて、温泉には岩盤浴とサウナ、食事は有形文化財の古民家で。建物見学ツアーも楽しいです。鎌倉の名店イチリンハナレ監修の中華料理をいただけます」(ライター・東原妙子さん)
館内は、数寄屋建築の伝統を受け継ぎつつ、現代的に和を表現した静寂閑雅な空間。また、1日1組限定でお茶と禅をテーマにしたリラクゼーションプログラム「茶禅房」も。自分と向き合うための“籠る”空間、五つの体験を通して心と体を整えてくれる。
お食事は、大正時代より大切に受け継がれてきた数寄屋造りの「茶亭」にていただく中華料理をベースとしたコース。駿河湾や伊豆近海の魚介はもちろん、自然豊かな地元の四季折々の食材を豪快かつ繊細に仕上げた逸品を堪能できる。
INFO
静岡県沼津市千本郷林1907-8
☎055-954-6611
1泊1室¥113,300~
公式ホームページ
取材・文/辻内史佳