通いなれている人ほど、時間帯や場所を選んで“ほんまもんの京都”を味わっている。今回は、京都・南座で行われている『曽根崎心中物語』に出演の中村壱太郎さんに、お気に入りの場所を教えてもらった。
早朝の鴨川
朝は最高の時間帯。川沿いを歩くとすがすがしい気持ちにリフレッシュ
動植物の多様性でも知られる鴨川。春は半木の道をはじめ桜もあちらこちらに。鷺や鴨なども美しい。「京都はとにかく街並みが好きです! また季節を感じることができる木々がいいですね」
東華菜館
味も空間も変わらない京都滞在中のなくてはならない一軒
四条大橋のほとりにたたずむ国内唯一のヴォーリズ建築のレストラン。戦後の創業以来、伝統的な北京料理を軸にするコース(¥6,000〜。税・サ別)と一品料理を提供し、春巻き(¥2,200)は根強い人気。「お店と南座をロープでつないで出前をしてほしいと願うくらい、よくいただきます」。
京都市下京区四条大橋西詰
☎075・221・1147
平日11:30~14:30LO、17:00~21:00LO、土・日曜、祝日11:30 ~ 21:00LO
不定休 3月6日まで改装休業
タナカコーヒ 河原町店
アルバイトしていた思い出と重なるサイフォンでいれるコーヒー喫茶
’74年創業の京都屈指の老舗珈琲店。サイフォンで入れる香り、酸味、甘味のバランスがいいオリジナルコーヒーと純喫茶らしい軽食が評判。街中にありながら60席と広く、「ひとりでも入りやすい雰囲気で仕事がはかどる場所です」。
ハム&卵のホットサンド¥990、特製ブレンドコーヒ¥682。
京都市中京区河原町通三条下る4筋目東入る北車屋町267
☎075・223・0524
9:00〜18:00LO(土曜20:00LO)
無休
全席喫煙可
村上重本店
京都みやげのお漬け物といえばこちら
日常の上質な逸品がそろう
四条河原町に店を構える江戸時代後期創業の老舗漬物店。素材の持ち味を引き出す品のある味つけに定評があり、春夏秋冬の野菜を生かした漬物を年間50種類ほどそろえる。「おみやげはお漬物にすることが多く、いつも村上重さん」。春限定の菜の花漬(¥540)はおひたし感覚で楽しめる。
京都市下京区西木屋町四条下る船頭町190
☎075・351・1737
9:00〜18:00
無休(元旦から3日を除く)
撮影/酒井貴生(aosora/人物) 伊藤 信 福森クニヒロ 内藤貞保 ハリー中西
取材・文/佐藤裕美 西村晶子 天野準子 ※エクラ2026年4月号掲載