éclat初登場のコウケンテツさんが、春野菜をたっぷりと摂れる韓国料理を教えてくれた。今回は、春野菜を使ったジョンとスープのレシピを紹介。旬の味で体を目覚めさせて。
教えてくれた人
韓国料理をベースに幅広いジャンルの家庭料理を提案。テレビ、雑誌、書籍など多方面で活躍。登録者数220万人超えのYouTubeチャンネル『Koh Kentetsu Kitchen』でも、日々の食卓に寄り添う料理を発信している。
春野菜のジョン
ジョンは素材にごく軽い衣をつけて焼き上げる料理。元は宮廷料理なので、焦がさないよう美しさを意識します。ごまの香りとほんのり甘さを加えた、韓国風の酢じょうゆ「チョカンジャン」をつけながら。
ジョンの生地
材料・作りやすい分量
薄力粉……大さじ6
卵……1個
水……大さじ2
しょうゆ……小さじ2
作り方
材料をすべて混ぜ合わせる。
たけのこのジョン
「たけのこは素材同士をつなぐ必要がないので、生地をからめなくてOK。粉をまぶして卵にくぐらせるだけの軽やかさ、香ばしさをプラスするくらいの感覚で」
材料・2人分
たけのこの水煮……(できれば上の部分)1/2個
薄力粉、溶き卵……各適量
ごま油……大さじ1
〈チョカンジャン〉
しょうゆ……大さじ2
酢……大さじ1½
砂糖……小さじ1/3
白煎りごま……小さじ1/2
作り方
❶たけのこは薄いくし形切りにして、全体に薄力粉をまぶす。
❷フライパンにごま油を中火で熱する。①のたけのこを溶き卵にくぐらせてから並べ、弱めの中火で両面を2 〜3分ずつじっくり焼いて、器に盛る。
❸混ぜ合わせたチョカンジャンにつけて食べる。
せりのジョン
「ザク切りにしたせりは、小さく丸く焼き上げます。サクサクの生地から、ふわりと立ち上がるさわやかな香り。春ならではのほろ苦さをシンプルに味わいます」
材料・2人分
せり……1/2束
ジョンの生地……半量
ごま油……大さじ1
作り方
❶せりは根元を切り落とし、2㎝幅に切る。
❷ジョンの生地に①を加えて混ぜる。
❸フライパンにごま油を中火で熱し、②をスプーンですくって小さな円形状に広げ、両面を2 〜3分ずつ焼いて、器に盛る。
❹混ぜ合わせたチョカンジャン(たけのこのジョンのレシピ参照)につけて食べる。
春にんじんのジョン
「にんじんはじっくり火を通すと、甘味が引き出されます。せん切りは生地をからめてもばらけやすいので、卵焼き器で大きく焼き、あとから切り分けましょう」
材料・2人分
春にんじん……小1本
ジョンの生地……半量
ごま油……大さじ1
作り方
❶にんじんは皮をむいて、斜め薄切りにしてから細切りにする。
❷ジョンの生地に①を加えて混ぜる。
❸卵焼き器にごま油を中火で熱し、②を流し入れて2 〜3分焼く。底面がうっすらと色づいたら裏返し、さらに2 〜3分焼く。取り出して、食べやすく切って器に盛る。
❹混ぜ合わせたチョカンジャン(たけのこのジョンのレシピ参照)につけて食べる。
タイとワカメ、 春野菜のスープ
「ワカメだけでなく、ちょっと豪華な海の幸を加えるのが済州島スタイル。今回は、だしがよく出るタイを選びました。昆布とタイ、ワカメを合わせた濃厚な魚介のうま味に、にんにくの香りがアクセント。春野菜の姿を生かした美しいビジュアルで、優しく奥深い味わいに仕上げています」
材料・2人分
タイの切り身……2切れ
生ワカメ(刺身用)……80g
スナップエンドウ……4本
たけのこの水煮……1/2個
にんにくのすりおろし……1片分
昆布だし……3カップ
酒……1/2カップ
赤とうがらし……1本
しょうゆ……小さじ2
長ねぎの小口切り……10㎝分
塩、粗びき黒こしょう……各適量
ごま油……大さじ1
作り方
❶タイはそれぞれ3〜4等分に切る。ワカメは食べやすい大きさに切る。スナップエンドウはヘタとすじをとって開く。たけのこは薄いくし形切りにする。
❷鍋にごま油を中火で熱し、にんにくと①のワカメを入れてさっと炒める。酒を加えて煮立て、だしを加えてひと煮立ちさせる。
❸②に①のタイ、たけのこを加えて中火で3 〜4分煮る。スナップエンドウ、赤とうがらし、しょうゆを加えてさっと混ぜ、塩、こしょうで味をととのえる。器に盛り、長ねぎをのせてこしょうをふる。
撮影/邑口京一郎 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美 ※エクラ2026年5月号掲載