淡路島の西南端、瀬戸内の海を一望する高台に位置する『南海荘』。かつては釣り客が贔屓にする民宿だったが、家業を継いだ竹中淳二さんが地元の作家や職人たちの力を借りて客室を改装し、食材の生産者とつながり、島の魅力を発信している。
素材の味をストレートに供する和食とひと技ありのイタリアンのミックスが魅力
南海荘(兵庫県・淡路島)
リピーターの多くがここでの夕景と料理を楽しみにし、とりわけ淡路の幸を味わいつくす夕食が人気だ。通常は和食だが、平日はイタリアンを加えたちょっと変わったコースも楽しめる。「つくり手がわかっている島産で、どれも安心安全。味と鮮度が抜群なので、できるかぎりシンプルに味わってもらいます」。和食なら名物の活造りや創業より続く宝楽焼、イタリアンならカルパッチョや炭火焼きにし、7月からはパン主体のひと皿やごはんがわりのリゾットを出すように。食事は夕朝とも快適な個室で、ロケーションもごちそうだ。
ルッコラを練り込んだ「フグのパスタ」。ソースに白子を使用。
ビーツのペーストとゴルゴンゾーラのソースを添えた「淡路牛の炭火焼」
お造りは、地元のセンザン醤油の2年熟成の醤油や塩、スダチを搾って。
春と秋に収穫している自家製のハチミツはパン生地に使用。優しい甘味で、コクがある。
島の生産者が手がけたイタリア野菜は、どれも新鮮で美しい。イタリアンのディナー用のバゲットは自家製。調味料や器も島のつくり手によるもので、淡路島のすばらしさを五感で楽しめる。
玄関前のロビーラウンジからも海を一望。
ゆっくり部屋でくつろぐおこもりには、展望内風呂のある客室「島風」がイチ押し。
窓から見える海景は日々刻々と変わり、4室すべての部屋から夕日を満喫できる。奥に見えるのは大鳴門橋。
●DATA
兵庫県南あわじ市阿那賀丸山港
☎0799・39・0515
¥13,000〜(2名1室利用の1泊1名料金、夕朝食つき、税・入湯税別)
カード不可
全4室(1室展望内風呂つき)
IN15:00 OUT10:00