“極めて優美”と称される「ペリエ ジュエ」から特別なシャンパーニュ「ペリエ ジュエ ベル エポック 2013 120thアニバーサリーエディション」が登場。メゾンの歴史と心を伝える美しいシャンパーニュの秘密を、8代目最高醸造責任者セヴリーヌ・フレルソンさんに聞いた。
数あるシャンパーニュメゾンの中でも、エレガントさと繊細さを感じさせる味わいで世界中のシャンパーニュファンを魅了するのが「ペリエ ジュエ」だ。1811年創立の老舗で、世界の王侯貴族を始め、作家のオスカー・ワイルドやフランスの伝説的舞台女優サラ・ベルナールなど、時代を象徴する人々に愛されてきた。芸術的センスに満ちたメゾンとして知られ、1902年にはアール・ヌーヴォーを代表する工芸家で植物学にも秀でていたエミール・ガレとのコラボレーションにより、ボトルにジャパニーズ・アネモネ(秋明菊)を描いたトップ・キュヴェ「ペリエ ジュエ ベル エポック」が誕生、今ではシャンパーニュファンの憧れとなって、”華やかオーラ”を放っている。
このエミール・ガレとのコラボレーションから120年を迎えた今年、特別デザインボトルの「ペリエ ジュエ ベル エポック 2013 120thアニバーサリーエディション」が登場した。これは、ウイーンを拠点に活動する現代アートのデュオで、職人のようなクラフトマンシップとテクノロジーを融合した作品で評価が高いミシャー’トラクスラーが手がけたものでカラフル&ポップでありながらも、エレガントさを感じさせるデザインが印象的だ。感動してしまうのが、ボトルに描かれた絵が、現在の「ペリエ ジュエ」の畑そのままの自然を映すものでありながらも、その奥にエミール・ガレのアネモネを彷彿とさせること。メゾンが大切にしている芸術と自然への敬意が歴史の中で貫かれてきたことが、ボトルからストレートに伝わってくる。
最高醸造責任者のセヴリーヌ・フレルソンさんはこう話す。
「可愛くて、素敵なボトルでしょう? 私自身、とても気に入っています。ここには、メゾンの畑の生態系が、そのまま表現されているのです。私たちは、ブドウをより自然に近い形で育てていますが、畑では鳥たちがさえずり、蝶々やテントウ虫が遊びに来ます。ミシャー’トラクスラーのふたりは、よく畑を訪れては観察し、自然をそのまま、ボトルに映してくれました。このシャンパーニュは、創業時から自然と共に歩んできたメゾンの誇りの証。なにか特別な日、大切な人々とのひとときに楽しんでいただければとてもうれしいです」。
実は、「ペリエ ジュエ ベル エポック 2013 120thアニバーサリーエディション」には秘密がある。すでにリリースされている「ペリエ ジュエ ベル エポック 2013」とは、味わいが異なるのだ。
「”アニバーサリーエディション”は、特別なシャンパーニュということもあり、ドザージュ(加糖)には木樽で熟成したリザーヴワインを使いました。ドザージュは6グラムで、芳醇でコクのある味わいに仕上がっています。先にリリースした『ベル エポック 2013』のドザージュは8グラム。こちらも芳醇ですが、より優しい甘さを感じていただけると思います」。
双方を飲み比べてみると、確かに、味わいが違う。エレガントなスタイルは同じだが、その差が、まるでふたつの芸術作品を見比べているように感じられて、とても楽しい。
「ペリエ ジュエ ベル エポック 2013 120thアニバーサリーエディション」を片手にボトルやボックスを眺めていると、いつのまにかイマジネーションの世界で遊んでいる自分に気づくはず。美しいシャンパーニュは、瞬時に幸福の時間へと誘(いざな)ってくれる。