この一品で大満足! のっけごはん・炊き込みごはん・混ぜごはん

新米の季節が到来し、“ごはん”が一層おいしい季節。eclat11月号では、注目の料理家・坂田阿希子さんに、アイデアあふれるごはんレシピとサブメニューのヒントを教わりました。

にんにく風味のサンマに松の実やレーズンが合う 1.『サンマのシチリア風混ぜごはん』 「シチリア名物のパスタがヒントです。サンマをオリーブオイルとにんにくで香ばしく焼いてから、混ぜ込むのがコツ。レモンを絞って、さわやかな香りで」 材料(3〜4人分) サンマ 3尾 細ねぎ 8本 みょうが 3個 にんにく(みじん切り) 1片分 松の実(ロースト) 大さじ2 サルタナレーズン 大さじ3(50g) ケッパー 大さじ1 炊きたてごはん  2合分 A 塩 小さじ1 こしょう 少々 しょうゆ 小さじ1 塩、こしょう、レモン 各適量 オリーブオイル 大さじ3 作り方 1 サンマは頭と内臓を除いて筒切りにし、塩、こしょう各少々をふる。 2 細ねぎとみょうがは小口切りにし、みょうがは水にさらして水気をきる。 3 フライパンにオリーブオイル大さじ2とにんにくを入れ、弱火にかけて香りを出す。サンマを加えて火を強め、表面をこんがりと焼き、いったん取り出す。 4 3のフライパンにオリーブオイル大さじ1を足し、みょうがの半量、ケッパー、レーズンを加えて炒める。サンマを戻し、Aを加えて炒める。仕上げ用にサンマを4〜5切れ、別にしておく。 5 炊きたてごはんに4を混ぜ、サンマの身が少しくずれてきたら、松の実を加えて混ぜる。味をみて、塩・こしょう各少々でととのえる。 6 器に盛り、仕上げ用のサンマをのせ、残りのみょうが、細ねぎをちらし、小さく切ったレモンを添える。食べるときにサンマの骨を除く。 +相性のいいこの一品 「いちじくとモッツァレラのサラダ」 ひと口大のいちじく、ちぎったモッツァレラチーズに、ホワイトバルサミコ酢(またはレモン汁)、塩、こしょうをふる。ルッコラを添えても。
いろいろなナムルとステーキ。 女性に人気のヘルシーごはん 2.『野菜たっぷり雑穀ビビンバ』 「料理教室で大人気だったメニューです。ナムルはあえるだけなので意外と簡単!石焼ビビンバのイメージで、雑穀ごはんを土鍋で炊いておこげを楽しんで」 材料(3〜4人分) 牛ステーキ肉 150gのもの2枚 A 酒、しょうゆ 各大さじ1 みりん 大さじ1/2 砂糖 小さじ1 豆もやし 1/2袋 B   ごま油 小さじ2 にんにく(すりおろし)、 しょうゆ  各少々 塩 小さじ1/2 ルッコラ 2袋 C ごま油 小さじ2 にんにく(すりおろし) 少々 塩 小さじ1/3 白すりごま 小さじ2 にんじん 1/2本 D ごま油 小さじ2 にんにく(すりおろし) 少々 塩 小さじ1/3 ごぼう 1/2本 ごま油 小さじ2 E にんにく(すりおろし)、こしょう 各少々 しょうゆ 小さじ1/3 白すりごま 大さじ2 塩 小さじ1/2 舞茸、しめじ 各1パック しいたけ 6 枚 F  ごま油 小さじ2 しょうゆ 小さじ1/2 味噌 小さじ1 こしょう、白すりごま 各少々 雑穀ごはん(土鍋で炊く) 2合分 白菜キムチ(食べやすく切る) 100g ゆで卵(熱湯で5分ゆでて水にとり、 殻をむいて半分に割る) 2〜3個 松の実(ロースト)、クコの実(水でもどす) 各大さじ2 塩、こしょう、サラダ油、コチュジャン  各適量 作り方 1 牛肉は室温にもどし、軽く塩、こしょうをふる。サラダ油を熱したフライパンでさっと両面を焼き、少し火を弱めて1〜2分焼き、いったん取り出す。 2 Aを1のフライパンに入れて強火で煮詰め、肉を戻してからめる。取り出して、そのまま休ませる。 3 豆もやしは水から10分ほどゆで、水気を絞ってBであえる。 4 ルッコラはさっとゆでて絞り、食べやすく切ってCであえる。 5 にんじんはせん切りにしてさっとゆで、水気を絞ってDであえる。 6 ごぼうはささがきにして水にさらし、水気をきる。ごま油を熱したフライパンで炒め、ボウルにとってEであえる。 7 舞茸としめじは小房に分け、しいたけは薄切りにし、さっとゆでて水気を絞ってFであえる。 8 土鍋で炊きたての雑穀ごはんを混ぜ、切り分けた2、3〜7、キムチ、ゆで卵をのせ、松の実、クコの実を散らす。食べるときに全体を混ぜ、コチュジャンをつけながらいただく。 +相性のいいこの一品 「あおさのりと梅干しのスープ」 しょうがのみじん切りをごま油で炒め、水を注ぐ。梅干しを加えて5分ほど煮て、塩、しょうゆ少々で味つけし、あおさのりを加える。
和風になりがちな素材を食べごたえのある中国風に 3.『きのこと里いもの中国風炊き込みごはん』 「里いもときのこをごま油で焼きつけ、そのうま味を汁に移して炊き上げます。ほっくりした里いもにごま油、しょうが、オイスターソースなどの味がぴったり」 材料(3〜4人分) 米 2合 舞茸、しめじ 各1パック しいたけ 4 枚 里いも 3〜4個 しょうが(みじん切り) 1片分 A   水 2カップ 鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ1/2 しょうゆ、砂糖 各大さじ1 塩、オイスターソース 各小さじ1/2 ごま油 大さじ3 作り方 1 米は洗ってザルに上げ、水気をきる。舞茸、しめじは小房に分け、しいたけは4等分にする。里いもは皮をむいて乱切りにする。Aは混ぜ合わせておく。 2 フライパンにごま油大さじ1を熱し、里いもを強火で焼いて取り出す。ごま油大さじ2を足してしょうがを炒め、香りが出たらきのこを加えて強火で炒める。 3 Aの半量を加えて煮立て、ボウルに入れたザルにあけ、きのこと煮汁を分ける。 4 煮汁に残りのAを加えて2カップになるようにする。足りなければ水を足す。 5 鍋に米と4を入れてきのこと里いもをのせ、強火にかける。沸騰したら弱火にして10分炊き、火を止めて10分ほど蒸らす。 +相性のいいこの一品 「大根の甘酢漬け」 大根は皮をむいてスライサーで薄い輪切りにし、塩もみして水気を絞る。しょうがのせん切りとともに甘酢に漬ける。
イタリアンのような味わいとレモンの皮のさわやかな香り 4.『鶏肉とオリーブの炊き込みごはん』 「味の決め手は米と一緒に炊き込むオリーブのペーストです。オリーブ、アンチョビ、ケッパーなどの味がごはんに混ざって、鶏肉やレモンの皮と相性抜群!」 材料(3〜4人分) 米 2合 水 2カップ 骨つき鶏もも肉(ぶつ切り) 400g パプリカ(黄) 1個 玉ねぎ 1/4個 にんにく 1 片 塩、こしょう 各適量 オリーブオイル 大さじ2 オリーブのペースト グリーンオリーブ(種抜き) 60g アンチョビ(刻む) 10g ケッパー 10g レモン汁 大さじ1 塩 小さじ1/2 オリーブオイル 大さじ2 オリーブ(グリーン、黒) 各10個 レモン(国産)の皮のせん切り 1 個分 作り方 1 米は洗ってザルに上げ、パプリカはひと口大の乱切り、玉ねぎは1㎝角、にんにくは薄切りにする。 2 鶏肉は塩、こしょうを強めにふり、10分ほどおく。オリーブオイル大さじ1を熱したフライパンで焼き色をつけ、いったん取り出す。 3 2のフライパンにオリーブオイル大さじ1を足してにんにくを炒め、玉ねぎを加えて炒める。米を加えて表面が少し透明になるまで炒め、鍋に移す。 4 ペーストのグリーンオリーブは包丁の背でつぶし、軽く刻んでボウルに入れる。残りのペーストの材料を混ぜる。 5 3の米の上に4のペーストとパプリカを散らすようにのせ、分量の水を注ぐ。2をのせ、オリーブを散らす。 6 ふたをして強火にかけ、沸騰したら弱火にして12分炊き、火を止めて10分蒸らす。レモンの皮をたっぷりと散らす。 +相性のいいこの一品 「サラダ菜のシンプルサラダ」 サラダ菜は冷水につけてシャキッとさせ、水気をきる。赤ワインビネガー、オリーブオイル、塩、こしょうでざっくりとあえる。
さっと焼いたホタテをさわやかな酸味と香りで 1.『ホタテ、三つ葉、柑橘のバターじょうゆ丼』 「ホタテは火を通しすぎないのがコツ。表面だけ焼けば、余熱で火が入ります。あつあつのバターじょうゆをかけたら、すぐに食べて! 柑橘類は好みのものでOK」 材料(2人分) ホタテ貝柱(刺身用) 3〜4個 三つ葉 1/2束 ごはん 茶碗2〜3杯分 のり(全形) 1/2枚 バター 30g しょうゆ 大さじ2 だいだい(またはすだち) 適量 オリーブオイル 大さじ1 作り方 1 ホタテは厚さを半分に切る。三つ葉は3㎝長さに切り、水にさらしてシャキッとさせ、水気をきる。 2 フライパンにオリーブオイルを熱し、ホタテを強火でさっと焼いて取り出す。 3 丼にごはんを盛り、のりをちぎってのせる。2のホタテをのせ、三つ葉をたっぷりと添える。 4 2のフライパンにバターを溶かし、しょうゆを加えてさっと加熱する。あつあつを3にかけ、半月切りのだいだいを添える。 +相性のいいとこの一品 「ほうれん草とドライトマトのオイル蒸し」 ほうれん草は食べやすく切って鍋に入れ、塩、ドライトマト、オリーブオイルをたっぷり加えてふたをし、弱火でじっくり蒸し煮にする。

教えてくれたのは…

料理家 坂田阿希子さん

東京・青山で料理とお菓子の教室"SPOON"を主宰。フレンチをベースにした幅広いジャンルで、自由な発想のレシピが人気。近著に『和えるおかず』(世界文化社)。www.studio-spoon.com

撮影/竹内章雄 スタイリスト/駒井京子 取材・文/海出正子

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