俳優・板谷由夏が愛するファッションルールと、それにマッチするジュエリー。今回は、綿麻紅梅の浴衣とマリーエレーヌ ドゥ タイヤックのカラーストーンリングで涼しげなコーディネート。
白地に茄子紺が鮮やかな浴衣にはお気に入りの色石リングを2つ重ねて
夏の夕暮れ、長身の板谷さんがさらりとまとったのは、流れるようなラインを描くカラーの柄が印象的な綿麻紅梅の浴衣。紅梅織りとはワッフルのような格子状のデコボコ織りのこと。肌への張りつきが少ないため通気性がよくサラサラとした着心地が特徴で、合わせる帯しだいで夏着物としても楽しめる。今回は濃紺半幅帯で引き締めて小粋でモダンな雰囲気に。指には、大きなカボションカットが魅力のカラーストーンリングをあえて2つ重ねて。寒色系のマットなカラーが、白地×茄子紺の浴衣に美しくなじみ、切子グラスを持つ所作までも優雅に引き立ててくれる。
綿麻紅梅浴衣¥99,000(お仕立て代込み)・八重山ミンサー半巾帯(お仕立て上がり)¥39,800・レース組み三分紐¥8,800/銀座もとじ リングともに「“カボション”リング」〈指先側から〉(YG×ラピスラズリ)¥727,100・(YG×クリソプレーズ)¥731,500/MHT(マリーエレーヌ ドゥ タイヤック) うちわ/スタイリスト私物
リングともに「“カボション”リング」〈指先側から〉(YG×ラピスラズリ)¥727,100・(YG× クリソプレーズ)¥731,500/MHT(マリーエレーヌ ドゥ タイヤック)
ジュエリーとともに輝きを増す20年越しの着物への愛
若いころから、着物好きだったという板谷さん。「20代のころ住んでいた町に素敵な着物屋さんがあり、興味をもつようになりました。ちょっとしたお出かけに時間をかけて着付けをしていくのがとても楽しかったです」。その後、育児で多忙になるにつれ着物から遠ざかることに。着物愛を封印してしまったことが、ずっと心の片隅にひっかかっていたという板谷さんが、その思いを再燃させはじめたのは40代後半。「ちょうど子育てにも一段落ついた時期に、身近な人が、着付けを習っているという話を、たびたび耳にするように。“これは再び着物に呼ばれている”という気持ちになりはじめたころ、旅行で訪れた奄美大島で、モダンな格子の大島紬にひと目惚れ。ここ数年ぐんぐん着物愛が強まっているところです」。
20代のころと比べて、変わったなと思うことは、小物のコーディネートの仕方だそう。「あのころは着物を着るだけで満足でしたが、今はより自分らしく着こなしたいと思うように。そのひとつが、ジュエリー使い。50歳の今の私がもつジュエリーへの愛を、着物を着るときにも生かせたら素敵だなと思います」。若いころの思いを礎(いしずえ)に、積み重ねた経験を生かして新たな喜びへと育てる。板谷さんの、“第2次着物熱中時代”に注目だ。
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