【腕時計が紡ぐ物語】日本発!世界に誇れる一本「グランドセイコー」

名作時計には、忘れえぬ記憶が秘められている。「グランドセイコー」は、高精度で高品質な時計を作り出すという志のもと、1960年に誕生。日本発の繊細な感性を乗せた、世界に誇れる一本。

グランドセイコーのヘリテージコレクション

日本を代表するウォッチメーカー、セイコー。なかでもグランドセイコーは、1960年に「世界に通用する高精度で高品質な腕時計を作り出す」との志のもとに誕生して以来、幅広い世代から信頼を集めるブランドだ。’60年代後半に当時最高峰とされたスイス・クロノメーター検査基準を超える高精度を実現した、独自の規格を制定。常に世界水準をクリアする存在になった。また「グランドセイコースタイル」と呼ばれる普遍的なデザインは、現在まで人気を呼んでいる。

下のモデルは、’67年に発表された初の自動巻きモデル62GSを再解釈し、現代の人々に向けて生まれ変わらせた2025年新作。あえてベゼルをなくした構造によって広々と見えるダイヤルや、高度な研磨技術によるシャープなケースなど、原型の美点が集約されている。ダイヤルには細やかな型打ち模様が施され、桜の花がおぼろ月に照らされる「桜月夜」のイメージが浮かび上がる。

いにしえの日本人がもっていた、四季それぞれの美しさを愛(め)で、その情景に過ぎゆく時を重ね合わせる心。多忙な現代ではともすると忘れがちになる、ゆとりある時間との付き合い方を、この時計は思い起こさせてくれる。先人による「侘び」「寂び」に象徴される、奥ゆかしい美意識とともにある時計。日本発ならではの繊細な感性とテクニックを備えた、世界に誇れる一本に注目したい。

【腕時計が紡ぐ物語】日本発!世界に誇れるの画像_1

photo/Getty Images

おぼろげな月明かりが桜の花を照らす「桜月夜」。春先は昼夜の寒暖差が激しいため、霧やもやが発生しやすく月がかすんで見える。そんな趣のある情景を、ダイヤルの型打ち模様とシルバーカラーの陰影で表している

その瞬間の光や角度によって刻々と変わるニュアンスあふれる表情に魅せられる

その瞬間の光や角度によって刻々と変わる ニュアンスあふれる表情に魅せられる

搭載の小型自動巻きムーブメント「キャリバー9S27」は、高い精度を保ちつつ小型化するために、従来よりも部品レベルで2~3割サイズダウン。ブランドの現行自動巻きメカニカルモデルの中で、最も薄い10.5mmのケースを実現した。磨き上げられたケースの下地には、国産高級時計の代名詞というべきザラツ研磨(※)が施されている。
グランドセイコー ヘリテージコレクション STGK033(30mm径/ステンレススチール、自動巻き〈手巻きつき〉、パワーリザーブ約50時間、シースルーバック)¥880,000/セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー)

※名称は、スイスのザラツ兄弟社が製造していた研磨機に由来。最終仕上げの前段階に施すことで、鏡面がより完璧に
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photography:Masanori Akao(whiteSTOUT) styling:Yukari Komaki text:Hiroko Naruse ※エクラ2025年11月号掲載

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