ミシュラン二ツ星のお店や温まる鍋、韓国で再ブームのマッコリ……。ソウルの味を大人目線で味わえるホットスポットを厳選!
1.地元客が9割の2年連続ミシュラン二ツ星『クォンスクス』
韓国伝統の小盤(足つきの小さなお膳)を用いてひとり膳の文化を再現し、お酒に合う韓国料理を提案。コースも朝鮮時代の"酒案床"と呼ばれる、お酒でもてなすお膳で始まり、肴には鹿肉と野生のしいたけをあんにしたマンドゥ、韓牛のビーフジャーキーなど、席についたその瞬間から楽しませてくれる。シェフのクォン・ウジュン氏の実家に受け継がれるシカンジャン(種醤油)や味噌、自ら作る酢、油などの調味料のみで仕上げる味は締めの釜めしと出される小皿のナムルひとつをとっても違いが歴然だ。
☎02・542・6268
12:00~13:30(LO)、18:00~20:00(LO) ㊡日曜、旧正月、旧盆、
1月1日、5月1日 予約がベター 一部日本語可 英語メニューあり
2.韓国牛スープの真髄はここで味わえる『平壌麺屋(ピョンヤンミョノク)』
クリアな牛スープの平壌冷麺を味わえる老舗のこちら、実は"鍋こそ真骨頂"との声が高い。「御腹錚盤」(2~3人前、小サイズ W55,000)は、王さまのおへそに由来する名前の高級鍋料理。底の浅い鍋に、いっさいの雑味を排除した静かなキレを感じさせる、"肉汁"と呼ばれる牛スープを張り、具材はゆでてごく薄くスライスした牛ロース、胸肉、タン、そして鍋を覆うほどの新鮮な野菜。えごま、春菊、ねぎ……鮮やかな緑がまぶしい。まずはスープでのどを潤わせ、野菜と肉を食べつくそう!
☎02・2267・7784
11:00~21:00(LO) ㊡旧正月、旧盆、1月1日
日本語メニューあり
3.豆腐を引き立てる米の研ぎ汁と野菜だし『オンマウル』
グルメ旅の疲れがちょっと胃腸にも…、そんなときこそ忠清道の郷土料理「豆腐塩辛汁鍋」(1人前 W7,000)でリセット。主役は豆腐専門店で毎朝作る木綿豆腐と、白い湯。その正体は大根とねぎの野菜だしが入った、濃厚な米の研ぎ汁だ。塩分はアミの塩辛と明太子のみという引き算の味。淡い滋味がきっちりしみ込むよう、湯葉のように薄切りされた木綿豆腐は、麺を食べるようにスープとともに口に含むのがポイント。ごま油とにんにくの刺激的な風味がほのかに後追いしてきて、黒米ごはんがすすんでしまう。
☎02・738・4231
11:00~20:30(LO) ㊡旧正月、旧盆、1月1日
日本語メニューあり
4.うま味の天然ふぐと香るせりの極上コンビ『テボクジプ』
ふぐ料理の老舗の「ふぐちり」(1人前 W23,000)は、韓国産の良質な昆布と片口イワシのだしに、自家製醤油で塩味をととのえたシンプルなスープがベース。そこへ国産天然ふぐと香りの強いせりが惜しみなく投入されれば、さらにうま味が凝縮され、恍惚感たっぷりの鍋になる。脂肪分が少なく味の濃いしっとりしたふぐの白身とせりはなんと合うことか。弾力あるゼラチン質の身皮もまた美味だ。春夏はとらふぐやしまふぐ、秋冬はまふぐやさばふぐなど、冷凍でない季節の選りすぐりの天然ふぐにこだわる。
☎02・743・3089
10:00~21:00(LO)、土曜~20:00(LO)
㊡日曜、祝日、旧正月、旧盆、1月1日
5.美食家がほれぬいた"新洞マッコリ"『李博士の新洞マッコリ』
"李博士"は、店のオーナーがカリスマ美食ブロガーだったころのハンドルネーム。韓国の食と酒文化に傾倒し、慶尚北道・新洞のマッコリに出会って衝撃を受け、店までオープンして約8年。季節のチヂミや韓牛ユッケなどのおつまみも充実し、今や食通の通うマッコリ居酒屋に。主役のマッコリは、香りはフレッシュでフルーティなのに口溶けはドライという、酒愛好家を撃ち抜く味わいだ。濃度のバリエまであるとはさすが通の店。真鍮のやかん(750㎖)で12%(W12,000)、9%(W9,000)、6%(W6,000)。
☎02・702・7717
13:00~22:30(LO)
㊡日曜、旧正月、旧盆、1月1日 一部日本語可