会食7000回、手みやげ10000 個。豊富な経験とセンスのよさから、接待に関する著書や連載ももつファッションコンサルティングを行う平原さん。そんな彼女に教わる、センスに満ちた逸品手みやげや、手みやげ選びのルールなど、贈る相手への心遣いに満ちた手みやげの"極意" をご紹介。
1.キシュキシュの「キッシュ」
食べ残しても、翌朝食べていただける
料理研究家・三宅郁美さんのレシピによるキッシュが人気の店。チーズと塩分を控え、肉類は湯通しして脂を落とすなどヘルシーで優しい味。「翌朝も楽しんでいただけるのもいいですね」。1ピース¥420~
☎03・6908・1544 10:30~19:00
㊡火曜 www.quichequiche.com
平原さんの「手みやげ五箇条」その1.コンパクトで センスのあるもの
「古くは大きくて重いものこそ見栄えがすると考える人もいましたが、正直いただいて困るものもありますよね(笑)」と平原さん。招かれたときは、多少重くても自分が持つから問題ないけれど、ゲストのかたに手渡す場合は、コンパクトであることはマスト。「選びたいのは、小さくても上質なもの。ここはセンスの見せどころです」。
2.麻布十番 紀文堂の「人形焼」
お正月らしさをホームパーティに
「七福神のおめでたい笑顔が好き。年末年始にさしいれすると喜ばれます」。北海道十勝産あずきのあんは、コクがありながらも後味すっきり。奥久慈鶏の有精卵を使用した生地は、香ばしくてふんわり。毎日店頭で焼かれる。1個¥100
☎03・3451・8918
9:30~19:00 ㊡火曜
平原さんの「手みやげ五箇条」その2.お相手の年齢と性別を考える
「若い女性なら、話題のスイーツなどトレンド感のあるものを。年齢を重ねたかたには、誰もが知る老舗など、わかりやすいブランドが安心です」。避けたいのが、独身の男性に「日持ちするから」とジャムなどを贈ること。使わずに終わってしまうことが多いという。「その場合はパリの老舗紅茶店のティーバッグなど、手軽に楽しめるものを」。
3.とらやの「小倉汁粉」
冬、寒い日ならではの心遣い
和三盆糖の風味を生かしたお汁粉は繊細な甘さ。「バッグにポンと入れてもらえるサイズです」。レトルトながら、パッケージも老舗ならではの上質感が伝わる。1個¥580
☎03・5413・3541 11:00~21:00
㊡元日 https://www.toraya-group.co.jp/
平原さんの「手みやげ五箇条」その3.お相手の家族構成を考える
どんなにおいしくても、ひとり暮らしのかたに生菓子の詰め合わせをさしあげるのは、食べきれず困らせてしまう原因に。あたりまえのようで意外と犯しがちなミスなので気をつけたい。「逆に大家族や大人数のホームパーティなどでは、数がそろい、かつ気軽で温かみが漂うどら焼きや人形焼といった“小さな甘いもの”が喜ばれます」。
4.美千代デザインスタジオの「ベジブーケ®」
持参してそのままバーニャカウダに!
「華やかでインパクトあり。その場で歓声が上がります! バーニャカウダなど、すぐに楽しんでいただけるのも便利」。フラワーデザイナーの小山美千代さんが、種まきから苗の仕立て、収穫までかかわって作る、色鮮やかでおいしい野菜のブーケ。¥10,000
☎0476・46・3919
veggie-bouquet.com/
平原さんの「手みやげ五箇条」その4.同じ値段なら、「自分に買うにはもったいなくて買いにくい」もの
「例えば高価なチョコレートや高級調味料。ふだん、自分にはちょっと贅沢かな、もったいないかな、と思うくらいのものが、手みやげとしては素敵なチョイスになります」と平原さん。このページで紹介している「べジブーケ®」も、野菜の上質さやプレゼンテーションの華やかさが、人が集まる場にふさわしい特別感がある手みやげ。
5.呼きつねの「いなり寿司」
おなかいっぱいでも、なぜかつまめる
「ひと口サイズなので、おつまみ感覚でいただけます」。サーモンやクルミなどが入り、味も多彩。味わい深い熊本の南関揚げと薄口醤油で上品に仕上げている。20個入り¥2,315
☎03・6434・9171 10:30~19:00
㊡月曜(祝日の場合は翌日休) ※注文は予約がベター
平原さんの「手みやげ五箇条」その5.自分が飲まなくてもシャンパンやワインはマスト
ホームパーティでは、リラックスするせいか、レストランよりお酒がすすみがち。人数プラス1~2本ほどワインが空いてしまうことも。「だから、ワインやシャンパンは多めに用意したいもの。自分が飲まなくても、持っていくことを心がけたいですね。泡ものなら、イタリアのフランチャコルタなどが価格も手ごろでおすすめです」。