福井県南部に位置する若狭地方。そこには、実直に受け継ぎ、守られてきた伝統の光る逸品や、豊かな海の恵みとの出会いが。若狭を旅する際に是非訪れて欲しい、五つのスポットをご紹介。
1.田中平助商店
まずはそのまま味わって。わさびじょうゆで、あるいはオリーブオイルとの相性も絶妙。日を追って変わる食感や酸味などを楽しむのも一興。日持ちは製造から1週間。取り寄せ可。180g ¥1,680(税込)
創業は江戸中期にさかのぼる海産物加工の老舗。看板商品である「小鯛ささ漬け」をはじめ、「若狭もの」の花形、若狭ぐじや若狭かれい、鯖のへしこなどを扱う。旬の魚の干物も季節ごとの楽しみ。
☎0770・52・2356
8:00〜17:00
㊡水・日曜、祝日
2.若狭小浜お魚センター
日本海有数の漁場である若狭の海。小浜港に水揚げされた新鮮な魚介が並ぶ。鮮魚だけでなく、名物の浜焼き鯖や干物、乾物もそろう地元の人たちの台所。写真下が、ささ漬けの素材となる連小鯛。
☎0770・53・1530
7:00〜16:00(日曜、祝日は12:00まで)
㊡水曜不定休、および年始
3.年間民宿 佐助
発酵食品ならではのうま味がつまった鯖のなれずし。初めての出会いに「クセのない、なんて優しい味。素材がよくて、この地の気候に育てられて。なにより手間がごちそうです」と可南子さん
郷土料理の伝統を守る森下さんが営む民宿では、四季折々の海の幸、山の幸が味わえる。自慢のへしこ、なれずしは取り寄せることもできる。へしこ(通年)¥1,400、なれずし(10~3月)¥2,000。
☎0770・54・3407
4.とば屋酢店
若狭の食に欠かすことのできない酢。壺の中で3カ月以上熟成発酵させた極上の純米醸造酢「壺之酢」900㎖ ¥1,080
若狭・小浜の地で300年。江戸期の創業以来、変わらぬ製法が綿々と受け継がれている。それが「壺仕込み」。酢を仕込んだ壺をもみ殻で保温し、こもをかけて発酵させる。寒い福井の風土から編み出された独自の製法だ。「変わらず続けていきますよ」とは、12代目・中野貴耀さんの頼もしい言葉。
☎0770・56・1514
8:30〜18:00
㊡日曜、祝日
5.加福漆器店
大量生産とは一線を画す、精緻な手仕事の結晶が、食の風景を豊かに彩る。本漆箸¥10,000~
模様をつけて漆を塗り重ねて研ぎ出す若狭塗。江戸初期に小浜藩の塗師が中国の漆芸を模したことに端を発する。模様に使われるのは卵の殻や貝殻、松葉など。丹念な作業を経て、きらめく海底のごとき意匠が浮かび上がる。伝統工芸士である加福清太郎さんは、誇りとともに400年続く技を次世代へとつなぐ。
弁当重¥20,000~
☎0770・52・0921
8:00〜18:00
無休