日々の中で、自分と家族のために飾る花だって“なんとなく”ではなく、素敵にセンスよくアレンジできたら……。SNSでも話題のフラワースタイリスト・増田由希子さんが教える、身近な器を使った飾り方のコツをご紹介。
1.「お気に入りの食器」で見慣れたスペースをブラッシュアップ
陶器のボウルと、切り戻しした芍薬で魅せる一輪の素敵
スッと伸びた茎に咲く大輪の芍薬。花の持ちをよくするために何度か茎を切り戻ししたら、最後は短くカットしてお気に入りのボウルの片側にもたせかけるように。添えるのは芍薬の葉だけでもいいし、同じ濃さのグリーンを加えるとよりていねいな印象に。「生けるとき、あえて片側に寄せて空間を空けるのがポイント。飾る場所は花を上から観賞できるローテーブルがおすすめ」。和食器の大鉢や片口にも似合う。
思い出や愛着のある器に短くなった花を少しずつ
切り戻しした短めの花を、デザートグラスやマグカップ、コンポートなど、日常使いする食器に1種類ずつ飾るアレンジ。「あえて形も素材も違う器を。写真のように段差を利用してじかに置いてもいいし、木やアルミのトレイにのせて一体感を出せば華やかさが出ます」。基本は器の縁に花をもたせかける生け方。手前のグラスは高さがなく滑るので、丸い葉に花を包みブーケ状に。コンポートには花の下で切った大輪のダリアに数種類のグリーンを組み合わせて。
教えてくれたのは
増田由希子さん
●f plus(エフ・プラス)主宰。
フラワースタイリスト/ワイヤー作家。雑誌などで「暮らしの花」を提案。教室を主宰するほか、オリジナルの花器、照明の制作など幅広く活躍中。近著に『暮らしを美しく飾る花図鑑』(光の家協会)がある。
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インスタグラム @nonihana_
2.平皿をキャンバスに見立て形状の違う花を俯瞰(ふかん)で楽しむ
リムのある平皿を水盤に見立てたアレンジは、日々の食卓に華を添えてくれる。「花弁の重なりを楽しむロゼット咲きのバラとすっと伸びた姿が美しいライラックは、白いお皿に映える私の好きな組み合わせ。バラは花ギリギリで茎をカットすると、上向きにセットできます。どう置いてもサマになるのが平皿のいいところ。今日は2種類の花を使いましたが、つる性植物やハーブに変えたり、フローティングキャンドルを浮かべても夏らしい素敵なアレンジに」。
教えてくれたのは
増田由希子さん
●f plus(エフ・プラス)主宰。
フラワースタイリスト/ワイヤー作家。雑誌などで「暮らしの花」を提案。教室を主宰するほか、オリジナルの花器、照明の制作など幅広く活躍中。近著に『暮らしを美しく飾る花図鑑』(光の家協会)がある。
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3.温かみのある陶器に白い花とグリーンの鉄板コンビ
同じ白でも磁器より陶器のぬくもりが好きという増田さん。高さのある器には、スプレー咲きの白い小花と香りも楽しめるユーカリを組み合わせて、自然に咲いているような広がりのあるアレンジに。「高さがある花器には花を縦に生けてしまい、寂しい印象になりがち。この場合も器の真ん中を意識して、一点を目がけてさまざまな方向から放射状に生けていきます。ここではスプレー咲きの花を切り分けず、下生えの花だけカット。花を先に生けて、やや長めにカットしたユーカリを後方に添わせるのがコツ。器から茎が見えないように、長さを調整すると見栄えがよくなります」。
教えてくれたのは
増田由希子さん
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フラワースタイリスト/ワイヤー作家。雑誌などで「暮らしの花」を提案。教室を主宰するほか、オリジナルの花器、照明の制作など幅広く活躍中。近著に『暮らしを美しく飾る花図鑑』(光の家協会)がある。
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4.カゴに瓶や空き缶を忍ばせのびやかな枝の流れを楽しんで
「口の大きなカゴには、瓶や空き缶を数個入れると花どめにもなって、形がとりやすくなります。ひとつの容器に生ける枝の目安は2、3本。途中で枝分かれしていないものを選びます。長さをあえてそろえずに外側は長め、内側は短め。このとき枝の先端のラインがなだらかにつながって見えるように意識して」。例えば写真のカゴなら4つの空き瓶を入れ、左右には長めの枝、真ん中2つには左右の先端をつなぐやや短めの枝を入れるという具合に。中の容器やカゴの縁が見えてしまわないよう、枝を放射状に生けるのもポイント。
教えてくれたのは
増田由希子さん
●f plus(エフ・プラス)主宰。
フラワースタイリスト/ワイヤー作家。雑誌などで「暮らしの花」を提案。教室を主宰するほか、オリジナルの花器、照明の制作など幅広く活躍中。近著に『暮らしを美しく飾る花図鑑』(光の家協会)がある。
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5.つる性植物の性質を生かしてガラス器で空間に風を演出
ワインクーラーのような大きなガラス器は、見た目にも涼しく夏の花器にぴったり。「今の季節はグリーンが若々しくエネルギーに満ちているので、躍動感をアレンジに生かします。茎の黒いワイヤープランツは、わが家の庭からバサッと刈り取り、自然の流れを生かしてそのまま器に。水につかる部分の葉をていねいに落とすと花以上に長持ちします。1本1本が風を感じているようにほぐしながら動きを出して」。吊るさない場合は、棚や靴箱などの端に置き、下へと伸びていく生命力を感じる飾り方を。
教えてくれたのは
増田由希子さん
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フラワースタイリスト/ワイヤー作家。雑誌などで「暮らしの花」を提案。教室を主宰するほか、オリジナルの花器、照明の制作など幅広く活躍中。近著に『暮らしを美しく飾る花図鑑』(光の家協会)がある。
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