髪を結ぶ機会が増える夏。一番手軽なひとつ結びを、もっとおしゃれに見せられたら素敵! 「結び方を教えて」と大人のお客さまからいつも頼まれるという、代官山のヘアサロン『roraima』鎗田さんに、その極意を聞いた。
1.決め手はボリューム感と後れ毛にあり!
「よく大人のお客さまから、“結び方を教えて”といわれます。ゴム1本で結べますが、確かに何も考えずに結んではダメ。小さなコツがあるのです」と、鎗田美樹さん。「暑いから」結ぶにしても、ただの引っつめ髪と、おしゃれに仕上げた髪とでは雲泥の差。最大のポイントは、思いきった空気感だ。軽やかさや、大人ならではのセンシュアルさが演出できる。鎗田式ならば、自然に頭骸骨を包み込むような、ふんわりした丸みに。そのシルエットこそ、おしゃれなひとつ結びに不可欠なもの。
2.毛先のニュアンスは絶対に必要!
パーマなしなら、必ず毛先全体をざっと内巻きに。仕上げの雰囲気のため、毛先の動きはどうしても必要なので、暑さに負けずがんばって。余裕があれば、トップや顔まわりも巻くとよりよい。スタイリング剤で髪のまとまり感を出すこともお忘れなく。
ホールド力あるワックスをヘアピンがわりに多め使用!
ヘアピン多用はオバさんぽい。髪をホールドするヘアワックスをかわりに使って。ダウンスタイル時よりもやや多め、がポイント。パール1.5〜2粒程度のバーム状ワックスに、のびをよくするためにオイルを4〜5滴混ぜ、中間から毛先に。髪の方向性を決めるほか、ランダムな毛束感ができておしゃれに。
3. "トップの髪引き出し"がこなれのキモ
髪は耳上の延長線上で結ぶ。大人にはちょっと高めの位置に感じるが、実はこのほうが首がすらりと長く見えておすすめ。次は後頭部のボリューム感を出して! 片手でゴムを押さえながら、指を熊手のように開き、後頭部にさし入れて、結び目に向かって2㎝頭皮を滑らせる。そのまま指先を閉じるようにして髪をつかみ、2㎝前に引き戻していく。
4.耳下部分はきゅっとして若々しく&襟足の毛束を出す
後頭部の髪を引き出すとゴムがゆるむので、結んだ毛束を2つに割って、左右に引っぱる。襟足がきゅっと引っぱられ、若々しくなるとともに、ふんわり後頭部との美しいメリハリが完成。後れ毛は、指3本で左右の襟足の髪をつかんで引き出す。ボブやミディアムの人は、ここもこなれポイントなのでかなり多めに出して。ロングの場合はこの後れ毛は長すぎるようならなくてもOK。
5.側頭部、前髪、顔まわりのふんわりも必須!
側頭部がぴたっとしているとオバさんぽい。やはりボリュームと毛すじのニュアンスが必要。写真の位置に両手を置き、熊手のように指を曲げて、手のひら全体で髪を地肌ごとつかむように。その後、前髪も側頭部と同じように、両手でつかむようにして引き出す。出しすぎを恐れて、毛束を1本ずつ引っぱって出すより、ふんわりした質感が出る。もみあげまわりの髪も出してOK。