「ラ・プレリー」は、1931年にポール・ニーハンス博士によってスイス・モントルーに設立された「クリニック ラ・プレリー」がもとになり、1982年に化粧品ブランドとして誕生しました。王族や名立たる芸術家といった、美と若さを願う世界中のセレブリティたちに愛され続けているブランドです。
……と、ここまで書いて想像されるとおり、そしてご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、お値段もなかなかなブランドです。しかし……美容誌編集部で激務に追われていた当時30代のシオヤは、知ってしまったのでした。こちらの化粧品の凄さを。ある日、自分よりはるかに年下だと思っていたPRの女性が実はずっと年上で「ラ・プレリーに入社以来、うちのアイクリームは毎日欠かさず使っています」と教えてくれながら、小さなアイクリームのボトルを手渡してくださって以来、このブランドを手放したことはありません。インフルエンザに見舞われ、心身共にボロボロだった40代半ばの冬、ラ・プレリーのクリームを使っていたため、お肌だけはツヤピカで、病み上がりの出社に「辛いんです……」と訴えても、職場の誰も信じてくれなかったこともありましたっけ……。