45歳を過ぎると、女性の乳がんに罹患する人数は上昇する。私はその前の年代で2回経験した。
2025年、40代最後の年を迎えて
2025年、40代最後の年を迎える。
私が初めて乳がんに罹患したのは36歳。
そして43歳で再び罹患し、2回目の治療を経験することになった。
思えばその頃、50代の自分を想像できなかった。
乳がんは、私の人生観を大きく変えるきっかけとなり、
「今」に集中する大切さを知ることとなった。
「死」がもしかしたら近い存在なのかもしれない…
そう思うことは怖いことだが、時間は有限なのだと知ることで
人生を豊かにしたいと思うようになった。
限られた時間を、ただ流されるままではなく、
自分の意思でどう豊かにしていくか――そのことを考えるようになったのだ。
「今を大切にする」視点を得た30代
■将来のためにと我慢する無意味さ
■「いつか」「そのうち」と無駄に過ごす時間
こういう考えをできるだけ排除し、「今」を意識した。
50代でそれを実感する人は多いが、
私は30代でがんに罹患したことで、早く知ることができたと思う。
若い頃に抱いていた「50代」のイメージとの違い
若い頃に抱いていた50代のイメージは、
新しいことに挑戦するような年齢ではないと思っていたし、
どちらかと言えば「落ち着く」年代なのだろうと勝手に決めつけていた。
しかし、実際に50代を目前にした今、
当時のイメージとはまったく違うと感じている。
昨今は「人生100年時代」とも言われ、
50代を迎える前にセカンドキャリアを考え、実際に動き始める人が増えている。
私もその一人で、昨年から新たに自分の事業を始めた。
乳がんの経験が教えてくれた「自然体で挑戦する」こと
この挑戦を通して実感したのは、
20代や30代の頃の「がむしゃらに頑張る」挑戦とは異なるということだ。
「今を大切に、自分を大切にしながら挑戦する」という意識を持っている。
それは、乳がんを2度経験したからこそ得られた視点でもある。
50代は「今を、自分を大切にしながら、もっと自由に生きられる年代」だ。
50代を迎えることは、スタートラインに立つことだと感じている。
エクラの読者にも同じような経験をされた方や、
これから何か新しいことに挑戦しようと考えている方がいるのではないだろうか。
40代最後に新たなスタートを切る
私は40代最後にスタートを切った。
未来がどうなるかはわからないが、ひとつだけ確かなことがある。
それは、「悔いの残らない人生にしたい」という想いだ。
これからも一歩ずつ自分らしい道を歩んでいきたいと思う。