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【モデル、コラムニスト・クリス-ウェブ佳子さんのお宅拝見】独自のセンスで家具や小物をミックス。唯一無二のエクレクティックなインテリア
アラウンド50から住みたいのは、これからの暮らしにフィットする家。好きなものを厳選して、いい時間を過ごしたい。そこでおしゃれな人たちのおうちを参考に、暮らしを充実させるヒントを見つけて。今回はモデル、コラムニストとして活躍しているクリス-ウェブ佳子さん邸。
住まい
2025年12月24日
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新年を華やかに迎える!年始の花あしらい【花生師・岡本典子さんに教わる"花あしらい”】
新しい年は華やかな気持ちで迎えたい。新年を彩るのにふさわしい花材を使ったアレンジ術を人気の花生師、岡本典子さんに教えてもらった。
住まい
2025年12月21日
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暮らしの空間を彩るインテリアたち。ロイヤル コペンハーゲンのイヤーフィギュリン、ヴィトラのラウンジチェアほか
エクラ世代の編集部スタッフが、いち早くチェックした「大人にいいもの」を毎月ピックアップ! 今回は、ロイヤル コペンハーゲンのイヤーフィギュリンやヴィトラのオーダーラウンジチェアなど、くつろぎの時間にフィットするハイセンスなインテリアをご紹介。
住まい
2025年12月7日
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クリスマス料理が引き立つテーブルフラワーの飾り方【花生師・岡本典子さんに教わる"花あしらい”】
いくつになっても、心が躍る冬のイベント「クリスマス」。クリスマスツリーやリースの飾りつけが終わったら、次はクリスマス当日のテーブルフラワーの準備を始めませんか? 人気の花生師、岡本典子さんに、花あしらいのコツを教えてもらった。
住まい
2025年12月7日
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【eclat’s pick up】ヘルノの初のホームコレクションが、上質な冬のおうち時間をかなえる
リッチかつ機能的なウェアが高い人気を誇るイタリアのブランド「ヘルノ」から、初となるホームコレクション「ヘルノ・アビタ」が誕生。ブランドの持つ静謐なエレガンスを、生活空間にも広げるアイテムの数々が大人の日常をぐっと洗練させてくれます。
住まい
2025年12月4日
【料理家・小堀紀代美さんのお宅拝見】インテリアに"らしさ"を残しつつ引っ越しを重ねて少しずつシンプルに
料理家 小堀紀代美さん
キッチン横のメインダイニング。ふだんの食事も来客時も、料理教室開催時にも使用。ダイニングテーブルは昔、ザ・コンランショップで購入。天板はバリ島で扉として使われていた板で、椅子が引き込めるよう幕板をカットして使用している。ハンス・J・ウェグナーとフィン・ユールのダイニングチェアを合わせた。
階段手前に置いたテーブルはヤマギワで購入した北欧のもの。階段の奥がもうひとつのダイニングに
手持ちの家具を使い家の個性を生かしたインテリア
「小堀さんの好きそうな物件がありますよ」と’25年の初め、30年来の付き合いだという不動産業者から連絡が。物件好きの血が騒ぎ、引っ越しの予定もないのに見にいって、ひと目惚れ。小堀さんと夫がその年の5月から暮らしはじめたのは、’76年に建てられた一戸建て。中庭を囲んでコの字型にゆったりと建物が配置され、どの部屋からも庭の緑が眺められる。玄関を入るとガラス張りの吹き抜けの階段ホールがあり、床はタイル張り。築約50年とは思えない、モダンでチャーミングな家だ。大家さんに交渉し、自分たちで部分リフォームをして、2カ月半で入居までたどりついたという。
そもそも小堀さん夫婦は結婚以来、持ち家、賃貸と引っ越しを重ね、そのうちの多くの家が雑誌に掲載されてきたという抜群のセンスの持ち主であり、インテリア好きでもある。まだこれほど北欧家具が人気になる前にデンマークを訪れ、今では貴重なヴィンテージ名作家具の数々を購入した経験も。それらを大切に使い続けてきた。
「家具はここ20年ほど購入していません。引っ越すたびにその家の個性に合わせ、手持ちの家具で何ができるのかを考えます。ときには家具に手を加え、インテリア作りを楽しんでいます」
リノベーションをしたのは仕事場でもあるキッチン。I型の独立したキッチンだったため、壁を取り払い、コの字型のオープンキッチンに作り変えた。手持ちの北欧製ヴィンテージチェストをカウンター下に設置し、収納の一部として使用したのも小堀さんのアイデア。2軒前の家のときにオーダーした本棚は塗り替え、ダイニングの壁に収まるようにカットした。もう一カ所、変えたのが寝室。縁側のあった和室を、畳からカーペットに張り替え、壁の一部や襖に麻の布を張って、和の落ち着いた趣(おもむき)を残した空間へと変えた。
「リビングダイニング&キッチンのべースとなるのはレンガ色と白。レンガ色の床のタイルありきで決めました。たまたま手持ちのMUJIのスツールが同じ色だったり、行きつけのカフェの内装もこんな色で、少し前から温かみのある赤系が目にとまっていたこともあって。キッチンのタイルは黒ですが、ほかは木やラタンのナチュラルな素材の色のみ。さし色は本棚に並べた本と鍋くらいです。以前はもっと壁に色を使い、壁紙やカーテンで柄を取り入れたりも。集めていたポットや鍋を
色違いで並べたりしていましたね」
年を重ねていくにつれて、だんだんとシンプルに、色やものが少なくなってきた、と小堀さんは語る。
「料理教室があるので、椅子などはどうしても減らせませんが、これからは目に入るものをなるべく減らし、すっきりと暮らしていきたいです」
引っ越すたびに、内装に少し手を入れ、手持ちの家具でインテリアを整えるセンスはさすが。そして温かくて居心地のいい、小堀さん“らしさ”が感じられる住まいにしてしまうのだ。
コの字型の使いやすそうなキッチン。正面壁の黒いタイルはもともと張られていたもので、横の壁にも似たタイルを新たに。カウンタートップは白いメラミン板を真鍮で縁取り、下にはヴィンテージキャビネットを組み込んだ。両サイドと上部棚の扉はかごめ編みのラタン
内側の扉はグレーのメラミン
ハイヒュッテにオーダーし、小堀邸のダイニングを彩ってきた本棚。壁に合わせて幅をカットし、片側をキッチンカウンターにかませるように設置。グリーン&黒だったのを床のタイルに合わせてFarrow&Ballの赤系にペイント
階段の下には張り替え&リペアして長く愛用するアルネ・ヤコブセンのソファを
ラタンが巻かれたキッチンの収納扉の取っ手
キッチンの上部オープン棚には、村上躍の急須や銅鍋など色合いをそろえた道具類を並べた
一緒に仕事をしたフォトグラファー、故・小泉佳春氏の作品
チェストの棚板には壁紙をはって
料理教室開催時や大人数での食事のときに使うもうひとつのダイニング。右側のチェストはハンス・J・ウェグナーのRY26、左側はハーマンミラー社のもの
玄関を入った正面、2つの大きなダイニングの中央に、サンルームのようなガラス張りの吹き抜けの階段ホールがある。階段の木製の踏み板はきれいに磨き、すき間に真鍮を埋め、滑り止めも真鍮で仕上げた
中庭には入居後、植木やハーブを植えた。テラスの椅子とテーブルはMUJI
2階にある寝室。もとは和室と縁側だった部屋をつなげ、からし色のカーペット敷きに。窓辺には名作ユトレヒト ソファとル・コルビュジェによるタブレ スツールを。収納扉は白と黒に塗り分けた
和モダンなホテルのよう。壁には麻布を張り、天井も板張りに替えた。大きな窓だったのを、障子をはめた細長いスリット状の窓に変えてポイントに。テーブルランプはセルジュ・ムーユのデザイン
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