プロも愛用、鍋レシピを格別な味にしてくれる“いい鍋”五選

使いよさや見た目の美しさに加え、鍋レシピの味をグレードアップしてくれる、プロが認める“いい鍋”を5つご紹介。

2.圡楽の「口付黒鍋」

プロも愛用、鍋レシピを格別な味にしてくれる“いい鍋”五選_2_1

伊賀の土で轆轤作り。「土鍋といえば!」の八代続く名窯の定番

スタイリスト 千葉美枝子さんおすすめ

圡楽の土鍋は長年いろいろ使っていますが、この口付黒鍋は適度な深さがあって、鍋ものはもちろん、すき焼きにも向き、焼く、炒めるもできる万能鍋。八代目で料理修業も積んだ福森道歩さんに、中華も洋風料理も、この鍋を自在に使いこなして作れると教わりました。例えば土鍋でオイルソースを作り、そこにゆでたてのパスタをあえて、あつあつのまま食卓に出すことも。ステーキを焼けば芯まで熱が入り、赤身肉でもふんわり。福森家の囲炉裏端のようなおもてなしはできないけれど、東京のマンションでもそんな心から温まる土鍋料理が作れるところがいいですね。
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    POINT1 蓋はひっくり返すと鍋の縁の高さにぴたりとはまり、収納時に省スペース POINT2 素地は有機物に富み、耐火、耐熱性に優れる伊賀特有の土

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    POINT3 土鍋では比較的軽い作り。蓋や取っ手のつかみやすさも良好 POINT4 煮炊きを数回すれば、油を使った「焼き」や「炒め」調理もできる

写真は3~ 4人用の9寸(最大径29.5㎝、2520g)¥12,000。ほかに7寸、8寸、尺寸も。こちらの土鍋は轆轤(ろくろ)作りで土が圧縮されないため、素地に気泡が多く含まれる。焼成すると微細な穴ができ、そこに空気が入ることで鍋の保温効果が高まるという。問・圡楽窯 ☎0595・44・1012 
ちば みえこ
●食を中心にライフスタイルを扱う。数多くの雑誌や書籍、広告などで幅広く活躍する。シンプルで上品なスタイリングで料理家や器・道具の作り手も信頼を寄せる。
※サイズ、重量は編集部調べ。使用の際は、各商品に添付の取扱説明書に従ってください。
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