このチャーミングなワインは、ドイツのモーゼル地方で300年以上ワインを造り続けてきた家系出身のハーマン・J・ウィーマー氏が誕生させたもの。現在は、その後継者たちがドイツの代表品種リースリングに愛情をもって、ナチュラルな味のワインを生み出している。実は、ニューヨークワインはまだ新顔ながら、その品質の高さで世界から注目されはじめている。なかでもこのリースリングは、“全米トップ”として名高い。
料理を合わせるなら、パクチーサラダのような個性的なひと皿がいい。果実の優しい甘さがパクチーの青い香りをふんわり包み、意外性のあるおいしさだ。その寛容さは、自らの歴史に誇りをもちつつ、さまざまな民族とともに生きるインターナショナルなニューヨーカーそのものでもある。このワインは“いつも笑顔”。ひと口飲んだら、きっとピースフルで晴れやかな気持ちになれるはずだ。