「40代になって“最後のロングかも”と思い、髪を伸ばしていました。でも42歳と44歳では、たった2年なのにロングヘアのフォルムが違うんです。私自身、髪質の変化を感じているし、トップや生えぎわも気になるし、髪型が決まりにくくなってきた。これは髪を切るタイミングになっているなと感じました。もうひとつの理由は、気持ちの変化。40歳前後のときは、中年期にさしかかる自分を受け入れられなくて。1分1秒でも若く見せたい、という気持ちがありました。髪をロングにしていたのも、女性らしさを髪型で補いたいという思いがあったのだと思います。
けれど45歳になる今、もっと楽になろう、自分らしさを受け入れようと、心が楽になったんです。そもそも甘口より辛口スタイルのほうが似合っていたし、髪が短い時期のほうが長かった。実際ボブにしたら「そうそう! これが私」って(笑)。すごくしっくりくるし、同じ服がおしゃれに見えるし、髪型もつくりやすい! 私にとっていいことづくし。なにより、長い髪と一緒に、肩にしょっていた重い荷物とサヨナラした感覚。気持ちが上向きになれたのが、一番の喜びかもしれません!」