前髪にマジックカーラーを巻いたあと、ほかの部分はドライヤーで半乾きになるくらいに乾かしてから、いざ、“たまショート”のキモとなるホットカーラーをオン。
「まず、頭のてっぺん、つむじの位置から、後頭部に縦におろすように、ホットカーラーを巻きつけていきます。わたしの髪の長さだと、縦に3つくらいがちょうどいいかな。襟足の毛には、カールをつけずに、あえて髪のクセを生かすほうが、全体のスタイルに自然なニュアンスが出る気がするので、そのまま残します」
ここまで巻いたところで、メイクを開始。10分ほどかけて、ベースメイク、アイメイク、チークまで完成させたところで、左右の耳上のヘアにもホットカーラーを巻きつける。
「この時間差攻撃が大きなポイントなんですよ(笑)。一番ふんわりさせたいトップと後頭部の髪はカール時間を長めにとって念入りに、反対に程よいボリュームにとどめたほうがスタイル全体が上品にまとまるサイドの髪はさらりと巻く。実は、40歳くらいで髪をバッサリ切るまでロングヘアだったので、ショートヘアにしてからのスタイリングは試行錯誤の連続で、いろいろ試してみて行き着いたのが、この方法です。ちなみに、サイドのカーラーを巻きつけてすぐに、最後に残した眉を描く、というのが習慣なんです。眉のメイクにだいたい3分くらいかかるから、眉を描き終わったらカーラーを外すとちょうどいいことに気づきました」