悩ましい白髪。50代女性は増えることに嘆くより、ポジティブに受け入れるのが得策。人気サロンでも続々導入されている植物染料の「ヘナカラー」は、髪も頭皮にもストレスなく、おしゃれにヘアカラーを楽しめます。アラフィー女性2人がヘナカラーを体感した様子をレポート!
白髪をカバーするためカラー頻度が増えるエクラ世代。そのせいで頭皮や髪にトラブルのある人も増えているようだ。
「カラーリングは酸化染毛剤(表❶)を使うのが一般的。そこに含まれるジアミンという成分が頭皮にトラブルを起こすことがあります」と解説するのは『Noz』の杉本さん。「回数を重ねるほどあれっ?ということが起こりやすくなります。
頭皮が敏感なかたには❸をすすめますが、髪色ももちも❶とは違います。仕上がりのために頭皮トラブルを黙っているお客さまも」
そこで杉本さんが取り入れたのは植物染料の最新ヘアカラー『香草カラー色葉(いろは)』。「ヘナとインディゴ(藍)を組み合わせ、アレルギー事例のない中性染料を重ねているので、色相が選べるんです」と語るのは植物性カラーにこだわるメーカーの天野昌弥さん。
「アレルギーのおそれのある成分を配合していないのも特徴です。ジアミンのほか、カラー中にしみる原因になるアルカリ、オキシドールも入っていません」
しかも髪にハリ・ツヤが出るヘナの長所はそのままに、染まりが早くカラー後すぐに髪色が決まる。ヘナの弱点をかなり克服しているため、ケアもカラーもこだわるサロンから注文が殺到しているという。「次の来店時にかゆみもピリピリもありませんでした、と喜んでリピートするかたも多いんですよ」と杉本さん。
進化したヘアカラーが生まれたのは美意識も美容知識も高いアラフィーが増えたからこそ。髪も頭皮もストレスなく、おしゃれに楽しむ時代がきている。
ヘナ(左)は、インディゴ(右)と合わせるとダークブラウンに染まる。2つの植物を乾燥させ、粉末状にして染毛料の原料となる
写真提供:ランドプランニングアソシエーツ
ヘアカラーにはダメージがつきもの……。花王の「リライズ」はそんな常識を覆すような白髪ケアアイテムだ。従来のヘアカラー類との違いは「リライズ」がメラニンで白髪を色づけること、しかもその成分は100%天然由来ということだ。
黒髪をつくるのは生体内のメラニンだが、豆の成分と麹の発酵技術を応用し「黒髪メラニンのもと」を開発。酒造りの工程で麹が黒くなってしまうネガティブ現象を逆転の発想で応用した。
これ一本で白髪管理するのもいいが、サロンカラーのつなぎとして何回使っても次のカラーに影響なし。だってこの色は〝メラニン〟なのだから! 見た目も自然で傷みレスなセルフケアに拍手!
カラーは、リ・ブラックとグレーアレンジ、それぞれまとまり仕上げとふんわり仕上げがある。テクスチャーはいずれもベージュ色でふんわりクリーム状。メンタル的にも和む。市場価格は¥2,700ほど
ライター 伊熊の私的リライズ染め日記
「最終的にはリライズのブラック1:グレー1.5くらいの割合で混ぜる方法に落ち着く。サロンカラーのブラウンベースの髪が遠目で見るとアッシュ風に」
【ヘナニュース1】人気サロンでも続々「ヘナ推し」! カラーバリエも豊富に進化
美容業界騒然! 天然成分のセルフカラー 花王発「リライズ」とは?
これが地髪のような自然さとツヤが美しい、ヘナとインディゴを組み合わせたカラーだ。「敏感なかたでもトラブルがほぼないというだけでなく、濃い色でしっかり染まること、ハリツヤが出て、髪質がよくなることなど、メリットもたくさん。一番人気はこげ茶のカラーで、色は明るくなりませんが、ニュアンスは選べます」(杉本さん)
退色時はインディゴが残り緑っぽくなることもあるが、アッシュ系ニュアンスに近いので、かえって旬な印象ともいえる。次回も同じメニューでのカラーがおすすめだが、色調整ができれば一般的なカラーも可能だ。
【Before】
椿 澄子さん(自営業・42 歳)。ダメージが心配でずっとカラーに二の足。傷まないのならぜひやってみたい!
パウダーを溶いたカラー剤がこちら。一般カラー並みの1時間半で染まる
右上から時計回りに「栗茶」「うぐいす茶」「ふじ茶」とカラーが選べる
全体的にパラパラ混じっていた白髪がこのとおり。「カラーしてから毎日指通りがよくなったのもうれしいんです」(椿さん)
【ヘナニュース2】モデル・マリエスターさんも 積極的に自宅で「ヘナ・ライフ」
「長女を出産した36歳ごろ、白髪のためにヘナを始め、もう10年近くヘナで髪を染めています」という、ビューティモデルの熊田マリエスターさん。自身でヘナの量を調整し、ほのかな赤みのある色にカラー中だ。この10年で、ヘナ選びから染め方まで試行錯誤を経て方法を体得。まるで「プロのヘナ師」!
「大切なのは品質のいいヘナを使うこと。いいものは玉露のような若葉の香りがします。女性ホルモンを活性化するともいわれ、更年期の不調にもおすすめ」
ヘナはインドの伝統医学、アーユルヴェーダで重用される植物だけに、薬効も感じるとか。
「デトックス効果も高いといわれています。体調が悪いときにもヘナで元気が出るんですよ」
【before】
毎月2回、自宅でヘナで染めている。髪の細い部分は赤みが強く出る傾向があるそう
「ムクティ」のオーガニックヘナを愛用。オレンジとオレンジブラウンを1:1で混ぜて使っている