マスクの日は顔の半分を隠してしまうゆえに、大切になってくるのは目もとまわりのメイク。決して濃いわけではないけれど、マスクを通した表情を豊かにいきいきと見せるメイクテクをヘア&メイクアップアーティスト・中野明海さんが伝授。
①マスクメイクで最も重要なポイント
マスクの日は、眉とまつ毛のメイクで表情豊かに、いきいきと
「マスクのときって唇も頰も含めた顔の下半分が隠れるため、何を考えているのか表情が読み取りにくくなってしまうもの。しかも、マスクで隠れるからとメイクをしないと、大人は眠たそうに見えたり、疲れて見えてしまうから要注意です。ポイントは、顔の中の印象やライブ感をつかさどる眉とまつ毛のメイク。決して濃くする必要はありませんが、毛にハリを出したり、色をコントロールしたり、ちょっぴり工夫を凝らすことが大切です」
「眉」でいきいき感を、「まつ毛」で愛嬌を演出!
《Eyebrow》ライブ感を担う眉は、強すぎず弱すぎず。淡い色でフォルムをはっきり描くのが正解!
「いきいきと元気に見せたいからといって、眉頭が詰まった濃すぎる眉はキツく見えがちですし、かといって大人のボサッとした眉は清潔感に欠けるもの。ポイントとなるのは、薄い色のアイブロウパウダーやペンシル、マスカラの3アイテムを駆使してしっかり描き、フォルムはすっきり、色みはあっさり仕上げること。主張はないのに、大人の清潔感を感じさせつつも、前向きかつライブ感のある眉がかないますよ」
(上から)コントゥアリング パウダーアイブロウ BR301 ¥4,500/コスメデコルテ クヮント バイ マリークヮント ブロウ ライン ¥3,800/マリークヮント コスメチックス デジャヴュ アイブロウカラー ナチュラルブラウン ¥880/イミュ
《Mascara》上向きカール&マスカラ効果で、表情豊かなぱっちりまつ毛を目ざして
「“目は口ほどに物を言う”といいますが、大人になると表情豊かに見せる要(かなめ)となるのがマスカラです。目の輪郭を3Dできわだたせて、『目はココですよ~』と主張しつつ、コミュニケーションに欠かせないチャーミングさを演出してくれますから。大人はまぶたが重く、まつ毛が細く、量も少なくなりがちですから、根元からしっかり上げつつマスカラを。また、つけ方しだいで、なりたい印象を自在に変えられるのも魅力です」
(右から)アイラッシュカーラーN 213 ¥800/資生堂 KOBAKO ホットアイラッシュカーラー ¥3,000/貝印 アイラッシュ マスカラ 01 ¥4,300/SUQQU
②いきいき感を生む眉のつくり方
「眉の形はその人その人に合わせて自由でいいと思うのですが、マスク時は柔らかい印象の薄い色ですっきりしたフォルムに仕上げて。大人が太ブラシでぼわっと描くと全体の印象もぼんやりとして、いきいき感もダウン。細めのブラシを使ってフォルムのエッジを出し、適度なメリハリのある眉で生命力と清潔感を演出して」
《眉MAP》
使用アイテム
【1】「眉毛への絶妙なからみ具合で、使い勝手抜群」。
マスカラ ブラシ コーン ¥700/シュウ ウエムラ
【2】「滑ることなく描けて、美仕上がりを持続」。
クヮント バイ マリークヮント ブロウ ライン ¥3,800/マリークヮント コスメチックス
【3】「毛のない部分に最適」。
リキッド アイブロウ 01 ¥2,200/アディクション ビューティ
【4】「グレーみを含み、自然な陰影がつき立体的な顔だちに」。
コントゥアリング パウダーアイブロウ BR301 ¥4,500/コスメデコルテ
【5】「毛が固まらず、自然な眉印象に」。
デジャヴュ アイブロウカラー ナチュラルブラウン ¥880/イミュ
Process
1.眉頭をあけ、淡い色のパウダーではっきりと描き幸福感と生命力を
眉頭が詰まると険が出るので、眉頭は少しあけたところから描き、優しげで幸福感のある印象に。【4】右の淡いベージュで少しあけたところから眉頭を、【4】左の淡いブラウンで眉中から眉じりにかけ輪郭も含めしっかり描く。
2.スクリューブラシで毛についたパウダーを払いつつ毛流れも調整
アイブロウパウダーが毛についていると不自然な印象になるので、【1】のスクリューブラシを横にして眉頭から眉じりに向かってすっすっと軽くなぞるように粉を払う。毛流れも美しく整い、清潔感も生まれる。このひと手間が大切!
3.眉じりは淡いペンシルではっきりと描き、清潔感のあるフォルムに
毛が薄くなりがちな眉じりは、皮脂や汗に強いペンシルをチョイス。眉じりがぼわっとしていると顔が締まらないため、ほかの部分に合わせた淡い色のアイブロウペンシル【2】でこめかみに向け、すっと細くなる繊細なフォルムを描いて。
4.アイブロウマスカラで眉トーンを淡く均一に整える
眉じりの色みと眉毛のトーンをなじませるために、アイブロウマスカラを全体にオン。アイブロウマスカラ【5】が毛にボテッとつくと台なしなので、一度ティッシュでオフしてから、眉じり→眉頭、眉頭→眉じりの順に塗っていけばOK。
③愛嬌を演出するまつ毛のつくり方
「まぶたがかぶりがちなエクラ世代は、ビューラーとホットアイラッシュカーラーを駆使して、まつ毛の根元からしっかり上向きまつ毛に。また、カール具合とマスカラをたっぷりつける場所によって、印象を変えられるので試してみてください」
まつ毛のつくり方
1.ビューラーをまつ毛の根元にはさみ、ぐっと立ち上げる
根元からまつ毛を立ち上げるには、ビューラーの力技が必要。まつ毛の根元をぐっとはさみ、手を上にひねり返すようにして、小刻みにはさみ上げていって。
「まつ毛によけいな負担をかけずに、カールがつくれます」。
アイラッシュカーラー N 213 ¥800/資生堂
2.マスカラをたっぷり塗りたい個所は、ブラシを縦塗り
ブラシを横にし、根元から毛先まで全体に塗り、ボリュームを出したい個所は、ブラシを縦にして一本ずつピンポイント塗りを。
目力がありつつも繊細な仕上がりに。
アイラッシュ マスカラ 01 ¥4,300/SUQQU
「泣いても落ちません。涙目の人にも」。
フォクシール コルセット 01 ¥1,800/ロレアル パリ
3.マスカラ後に熱を当てて、美カールを調節&固定
最後に、ホットアイラッシュカーラーを全体に当て、美カールを形状記憶。変なくせをとったり、カールが下がってきた部分をリタッチするのにも活躍。
「手のように小回りがきき、熱くなりすぎないのも◎」。
KOBAKO ホットアイラッシュカーラー ¥3,000/貝印
優しく見せたいなら全体に軽く
「ビューラーでカールしすぎず、軽く上げる程度がベスト。目頭から目じりまで全体をゆるやかなカーブを描くように上げたら、マスカラは軽く一度塗りで十分。目力は適度にありつつも、優しげな印象に」
華やかに見せたいなら中央を強調して
「まぶたがかぶってきている人やぱっちり華やかな印象に盛りたい人は、黒目上の中央のまつ毛を強調するのが一番効果的です! ビューラーもマスカラも、特に中央をしっかりと上げつつたっぷり塗って」
色っぽく見せるなら目じり強調
「いい女風のセクシーな目もとがお好みなら、目じりを強調するのがセオリー。全体をゆるくビューラーで上げたら、目じりだけもうひと上げ。マスカラも全体に塗ったあと、外側に向かって流すよう目じり側を重ね塗り」
④アイメイクお役立ちトピック3
【トピック:1】目もとコンシーラーでお疲れ感を払拭
「どんより&にごった印象に見える目もとは、目まわりだけコンシーラーで明るく。肌色に合う、なめらかなコンシーラーを薄くのばして」。
「頑固なくまもくすみも瞬時に一掃」。
ディオールスキン フォーエヴァースキン コレクト コンシーラー 全7色 各¥4,200/パルファン・クリスチャン・ディオール
「敏感な肌に」。
スキンカラーコントロール SPF19・PA+++ 全2色 各¥3,500/アクセーヌ
【トピック:2】目力がもっと欲しいなら、きわラインを
「マスカラだけでは目力が足りない人は、深いブラウンのアイライナーでまつ毛とまつ毛との間を埋めるのがおすすめ。下からライナーを当てて、ちょこちょこと埋めていくとうまくいきます。デジャヴュはきわに描きやすく、にじみにくい」。
デジャヴュ ラスティンファインE クリームペンシル ダークブラウン ¥1,200/イミュ
【トピックス:3】目薬やコンタクトで瞳の鮮度アップ
目薬やコンタクトで瞳の鮮度アップ
「瞳の黄みや赤み、乾燥が気になるときは目薬を。また、瞳に光が欲しいなら、キャッチライトが入る私プロデュースのレンズを。写真上は、右目のみ着用」。
サンテ ボーティエ 12ml(第2類医薬品) ¥1,500(編集部調べ)/参天製薬
キャッチライトレンズ OvE 3 10枚入り ¥1,480/ANW
▼その他のおすすめ記事もチェック