NHKの大河ドラマ『光る君へ』ご覧になっていますか? 第一回から欠かさず見ているシオヤ、回を重ねるごとにハマっています。主人公である紫式部と、清少納言についての著作もある、イラストレーターの小迎裕美子さんに、見どころを伺ってみました!
大河ドラマで平安時代が舞台になるのは、実に何年ぶりのことなのでしょうか? 実は時代劇があまり得意でないシオヤ(出演者が全員同じ髪型や似たような衣装だと、見分けがつきにくくて……と、言い訳)ですが、いま絶賛放映中の『光る君へ』は放映前からとても楽しみにしておりました。
と言いますのも、長年お世話になっているイラストレーター・小迎裕美子さんのご著書『新編 人生はあはれなり… 紫式部日記』を拝読しまして、あまりの面白さに、俄然この紫式部と源氏物語の世界に興味がわいたのです。
この絵柄にピン!ときた方も多くいらっしゃると思います。こちらのご本はコミックエッセイで、マンガと文章とを共に作者・小迎さんが手掛けていらっしゃるのですが、これが本当に分かりやすくて、面白い! 先に出版された『新編 本日もいとをかし!! 枕草子』とぜひ併せて読むのをオススメしたいのですが、平安時代に生きた二人の女性、シキブ(紫式部)とナゴン(清少納言)の人となり、そして作品とが周りの人々と共にイキイキと描かれていて、1000年以上も前に生きた二人の女性に、共感しまくること請け合いなのです。
ご本により、紫式部と源氏物語の世界への扉をパタパタと開いてもらったシオヤは、初回からリアタイで「光る君へ」を見始めたのですが(録画も準備)、……これが面白い! 回を重ねるごとにどんどん引き込まれていく面白さ! 既に大変評判もいいですし、ファンの方も多いことと思いますが、聞けば小迎さんもドラマにハマっていらっしゃるとのこと。
シキブとナゴンの世界をライフワークにしていらっしゃり、同世代の小迎さんなら、きっとさらに『光る君へ』を楽しむポイントをご存じなはず! ……と伺ってみると、二つ返事で快諾してくださり、今回はエクラ読者のために特別に、描きおろしイラスト付きで見どころを教えてくださいました。以下、小迎さんのコメント(太字)とともにお届けします!
<1.すばらしい源氏物語へのオマージュ>
……そう、「雨夜の品定め」! 高校の古文の授業で、ヤング貴族男子(公達)たちがあれやこれや女子の品定めをする有名なこのシーンが出てきたときには、シオヤもイラッとしたものでした。女子校だったので、おそらくクラス全員で「イラッ」としていたのではないかと思います(笑)。
しかし「光る君へ」の公達は、みなさん本当にお姿が美しくて……。巷では「F4(『花より男子』の)みたい!」と話題のようですが、とくに藤原公任役の町田啓太さん! あまりに公家装束がお似合いで、シオヤは初めて見た時にリアル・光源氏かと思いました。平安時代の装束や宮中の様子も美しく、これもまた見どころですね。
<2.どうなる!? 道長&まひろの恋の行方>
藤原道長といえば、遠い昔授業で習ったイメージでは「オレ、欠けてるところなんて1ミリもない満月だし!」と権勢を誇ったゴーマンこの上ない人物、といったところなのですが、柄本佑さんの道長は、もっと繊細で、女子を気遣う優しさのある三男坊。このお坊ちゃま・道長と、苦労人で現実をわきまえた紫式部の恋模様……。大河ドラマとは思えぬ(いいイミで)「きゃ~♡」という展開もあり、もうどうなっていくんだか。目が離せないとは、まさにこのこと! ひたすら次回が気になります
<3.気になる♡ 謎めく男たち>
『キャンディ♡キャンディ』に『花より男子』、胸がわくわくする王道の少女マンガ展開がめくるめく構成は、私たちの大好物(笑)。『光る君へ』は、脚本は大石静さんですし、ぐっと心つかまれるセリフがいっぱいで、「まひろ」同様見ているこちらまで、毎回ヒロイン気分を味わわせていただいております。ヒロイン気分、といえば冬野ユミさん手掛ける音楽も忘れてはなりません。オープニングとエンディングに流れるドラマチック、かつキラキラっ☆としたピアノ曲(オープニング曲のピアノ演奏は、反田恭平さん)も心ときめきますし、劇中に流れる音楽も、意外なところで意外な音がついていたりして、楽しくて気が抜けません!
<4.目が離せない! 花山天皇>
本郷奏多さんはじめ、ドラマのキャスティングの妙も見どころの一つ。シオヤは、学識深くマジメな公卿・藤原実資役のロバートの秋山竜次さんが大好きなのですが、まひろに仕える乙丸役の矢部太郎さんも、イメージぴったりのキャスティングですし、お笑い芸人さんたちがとても魅力的に配役されているのに、毎回感心してしまいます。清少納言役が、面長美人のファーストサマーウイカさん、と聞いた時には「そうきましたか!」とこちらもエアで膝ポン! でした。
<5.やっぱり魅力的! たくらみ”ヴィラン”枠>
先ほど「時代劇が苦手」と書いたシオヤですが、「光る君へ」は登場人物がそれぞれかなりハッキリとキャラ立てされていて、分かりやすいのも人気の理由の一つかと察します。最も分かりやすい悪役、藤原道兼(道長の兄)や、陰陽師の安倍晴明(メイクが強烈!)は、見るからに尋常じゃない感じ。ところで、この小迎さんのイラストの道兼と晴明も、ちょっと似すぎ! で素晴らしいです……。
<6.ライバル☆清少納言サイドが盛り上がりそう>
清少納言の本格的な登場はこれからですが、枕草子にあれこれ書き連ねるシーンもきっと出てくることでしょう。清少納言の仕える「定子」サロン vs 紫式部の「彰子(道長の娘)」サロンの様子は、きっと美しい衣装のお姫様たちが集う絵巻物を見るような感じなのではないかしら……と胸躍ります。これからの『光る君へ』の放映を楽しみにしつつ、紫式部&清少納言の二人の様子、ぜひ小迎さんのご本で予習・復習してみてください。ドラマが何倍も楽しめること、間違いなしです!