冬から春へと季節の端境期の3月は何を着るのがおしゃれなの?冬の装いに春の雰囲気やアイテムをプラスした大人の着こなしをおしゃれに定評のある人気エディター三尋木奈保さんに教えてもらいました。抜群にセンスのいい三尋木さんの大人スタイルは必見!
「黒コーデ」をもっと素敵に着こなす方法
人気ファッションエディター三尋木奈保さんが実践する、「全身黒」を素敵に見せる方法は?
「上下ともCHIEKO+というオンラインブランドのものです。基本的に辛口なお洋服ですが、その辛さがメンズっぽい方向にいかず、つねに根底にエレガンスが貫かれているのが私的にツボなのです。デザイナーは宮原智恵子さん。インスタで披露されている着こなしが、とっても素敵。インスタを見ていると、真摯な愛情をもって、丁寧に洋服をつくられているのがわかります。
最初にパンツを買ってみたらシルエットが抜群にきれいで、すっかりファンに。以来、ブラウスやジレなど着々とコレクションが増えています」。
1.同じ黒でも”異素材合わせ”で、まったり見せない工夫を
「ブラウスはシアー感のあるシャギー素材。ほのかにラメが配されていて華やか。
この素材でボリューム袖だと甘さ過剰で大人が着ると妙な感じ(「甘おばさん」アラートです!笑)になりますが、そこはちゃんと計算されていて、セットインの肩ですっと長い袖。長いカフスは別布で、カリッとした引き締め感に。パンツはなめらかで、ツヤのあるウールシルクもリッチでいいんです♡」
2. 透け感があることで、心地よい”抜け”が生まれます
「この冬は忘年会、新年会、会食など華やかなお出かけが、やっぱり増えましたよね。肌が透ける感じも品よくて、そんなお出かけシーンでちょうどよく着映えます」。
3. 縦落ち感を重視して、スマートさを印象づけます
「トップスの着丈は、後ろがぐっと長いのもしゃれていて、動いたときにきれいなんです。パンツはワイドシルエットがめちゃくちゃ脚長に見えるんです! タックの位置や、サイドのはぎの位置も計算されていて、お腹まわり、腰まわりがすっきり見えます」。
4.ネックレスのダブル使いで、軽快さと明るさをプラス
ロングネックレス:CHIEKO+ パールネックレス:ソフィー ブハイ
5.「ブラウン」を黒に合わせているのが上級者の趣!
バッグ:ワンドラー パンプス:ジャンヴィト ロッシ
シンプルなのにおしゃれでこなれてる「大人のカジュアルスタイル」
人気ファッションエディター三尋木奈保さんは「ニューバランス」のスニーカーをこう選ぶ、こう履く!
「このところ、今までよりもほんのり辛口でマニッシュなテイストも取り入れたいと思っており、この冬はグレーのニット×グレーのワイドパンツにちょっとメンズ風味なスニーカー、という組み合わせがしたいと妄想しておりました」
ニューバランスの「991」
「周りのカジュアル上手なみなさんの着こなしを観察していたところ、富岡佳子さんが私物で愛用されていたのがこの991。大人のこなれたカジュアル感が素敵で! 少しでも近づきたくてこっそり(?)真似させていただきました。
いわゆるスポーツブランドのスニーカーを買ったのは10年ぶりくらい??
『世の中的に、今イケてるスニーカー』にまったく詳しくない私ですが、佳子さんがお持ちなら間違いない、と、これまた鼻息荒く(笑)ニューバランスのショップへ行ったところ売り切れで、メンズにもとても人気のモデルだと知りました。なんでもメイドインUKの上質なラインなんだそう。3か月ほど入荷待ちをして、やっと手元に!」
1.ワントーンコーデに、靴でほんのりスパイスを効かせて
2. パンツとスニーカーのボリュームバランスにも配慮して
「ウールのワイドパンツの足もとに、まさにちょうどいいんです。すっきりしたスニーカーだと、ワイドパンツの量感を支えきれないし、これよりもぽってりした厚底だと、イカつい感じになってしまうし
メンズライクだけれどスポーティすぎない、どこか端正な雰囲気が漂うこちら。
冬素材を重ねたちょっとクラシカルなパンツスタイルの、ちょうどいい抜け感、アクセントになるなと実感中です」。
3. ”ちらりと白T”が、スニーカーコーデにぴたっとはまる
「クルーネックのシンプルニットのインに白Tをのぞかせる着こなし、 顔周りがパリッとしていいんだろうなとはわかってたんですが、 私には、なんだかカジュアル感が強すぎる? 白Tが浮く? と思って今までトライできずにいたのですが、 足元がこのスニーカーなら、あらびっくり。白Tインがバランスがとれるんですよね~。 ほどよいカジュアル感同士で、あとソールの白とのリンク感もあって、なじみがいいことを発見!」
4.上質小物で仕上げるのが、大人スニーカーコーデの鉄則
耳元のパール、手元にきらっと輝くダイヤモンド、と、スニーカーコーデをワンランク上に押し上げるエレガントなジュエリーを合わせて。ひと目見て上質とわかるザ・ロウのバッグも大人の品格を感じさせます。
同じ色同士をかけ合わせた「ニュアンス配色」の着こなし
同じ色同士をかけ合わせたニュアンス配色の着こなしが、いつも素敵なエディターの三尋木奈保さん。ぼんやりさせずに、品よく軽やかに決める秘訣は?
グレーのニュアンス配色
少量さした白とシルバーもキレのよさに貢献
「40代まではフェミニン一辺倒でしたが、50歳を超えるとその甘さが古くさく感じることもあって。脱コンサバを図りたいとき、グレー×グレーのクールな色合わせが頼りになります。アイテムはメンズっぽいセレクトでも、同系色同士の品のよさが自分らしく落ち着くポイントに。白シャツをちらっとのぞかせたり、シルバーバッグをきかせたり。グレーのニュアンスをじゃましない無彩色をさして、着こなしに奥行きを」。
ニット¥37,400/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店(スローン) シャツ¥42,900/マッキントッシュ ギンザシックス店(マッキントッシュ) パンツ¥46,200/エイトン青山(エイトン) ネックレス¥385,000/マディソンブルー バッグ¥171,600/J&M デヴィッドソン カスタマーセンター(J&M デヴィッドソン) 靴¥111,100/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
パールネックレスで女っぽさをひと振り
グレーがメンズライクだからこそ、白パールが効果的に。小さな部分だけれど、自分らしい個性が出る気がします。
グレー×白のスニーカーで服の色をリフレイン
厚底のデザインスニーカーは、ニュアンス配色をまったり見せないためのスパイスに。今っぽい迫力も加算できます。
ベージュのニュアンス配色
まろやかなベージュ配色はサテンのツヤで抜け感を
「ベージュ×ベージュは昔から大好きなマイ定番。“ベージュ同士は地味になる”という声も聞きますが、厚手のシャギーニット×薄手のサテンというふうに、上下の素材感のギャップを意識すればぐっとリッチに着映えます。私としては、サテンスカートのツヤ感、揺れ感が欠かせないポイントで、ほっこりしがちなウール素材のスカートは去年すべて手放したほど。また、ほんのり赤みのあるキャメルベージュは顔映りがよく、大人におすすめです」。
ニット¥198,000/アオイ(ファビアナフィリッピ) スカート¥44,000/デパリエ 伊勢丹新宿店(デパリエ) バングル¥239,800・リング¥85,800/ホアキン・べラオ バッグ¥181,500/八木通商(ザンケッティ) 靴¥161,700/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
ベージュコーデにはゴールドが必須
ベージュonベージュのときはゴールドジュエリーで華やかさを盛って。バッグの金具の色も統一するときれいです。
ゴツめの黒ブーツで足もとは今っぽく
昔の私だったらブーツもベージュでまとめていましたが、今は老け見え防止のため、足もとは“ハズす”を意識しています。
女らしくて、ほんのりかっこいい「大人の着こなし」
エディター三尋木奈保さんがセレクト!「辛口シフト」なおしゃれアップデート術
「手持ちのニットはほとんどがベージュなので、今年はクールなグレーを......と探していたところ、ひと目惚れしたのがこちら。太番手の編み地でメンズライクなかっこよさがありながら、カシミヤシルク混のとびきり上質な素材感。「辛口×リッチ」がまさに、求めていたバランス!」
リング(指先から)¥38,500・¥451,000/ジョージ ジェンセン ジャパン (ジョージ ジェンセン) バッグ¥341,000/ヴァレクストラ ジャパン(ヴァレクストラ) 靴¥130,900/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
「オーバーサイズのシャツと、タック入りのワイドパンツ。どちらもかっこいい迫力がありながら、なめらかなフランネルウールでリッチな仕上がり。こなれた抜け感も漂って、これを着たら新しい自分に出会えそうでワクワクしました! 単なるビッグサイズじゃない、計算されたフォルムも魅力。」
ネックレス¥198,000・リング¥45,100・ピアス¥62,920/ジョージ ジェンセン ジャパン(ジョージ ジェンセン) バッグ¥169,400/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ) タンクトップ・靴/本人私物
「辛口シフトを目ざして、以前よりもパンツをよくはくようになりました。この秋は鮮度の高いデザインにトライしたくて、サテンのカーゴパンツを別注で製作。カジュアルなディテールも、上質なツヤ素材&ダークなネイビーでぐっと洗練された雰囲気に。 納得の一本が完成しました。」
リング¥38,500/ジョージ ジェンセン ジャパン(ジョージ ジェンセン) 靴¥130,900/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
コート¥83,600/マルティニーク ルミネ横浜(マルティニーク) ニット¥18,700/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店(ユナイテッドアローズ) ネックレス¥37,400・リング¥38,500/ジョージ ジェンセン ジャパン(ジョージ ジェンセン)