銅版画家 山本容子先生の版画展、エクラ華組&Jマダムの皆さんと一緒に巡ったギャラリーツアの様子、展開会場である村上春樹ライブラリーについてご紹介します♪
こんにちは。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は、現在早稲田大学の村上春樹ライブラリーで開催中の
山本容子版画展「世界の文学と出会う〜カポーティーから村上春樹まで」と
エクラ編集部主催で山本先生と一緒に巡ったギャラリーツアー、
村上春樹ライブラリー
についてご紹介します。
山本容子版画展
「世界の文学と出会う〜カポーティーから村上春樹まで」
開催期間:2025年3月3日(日)〜5月27日(火)
入場料:無料
会館時間:10:00〜17:00
休館日:水曜日
会場:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)2階
では、ここから版画展についてご紹介していきます。
今回の版画展はデビュー50周年を迎える山本容子先生の膨大な作品の中から「世界の文学」をテーマに構成されたもの。
先ずば、入り口からまっすぐ進んだ先にあるコーナーからご紹介します。
最新作である
「哀しいカフェのバラード」カーソン・マッカラーズ著(村上春樹訳、2024年)の版画作品が展示されています。
こちらの作品は36年ぶりに村上春樹さんとコラボレーションしたものだそう。
赤と青のみで作られた作品、アトリエで銅版画が刷り上がったところを再現された展示が印象的でした。
このコーナーには
「銅版画制作用の道」「哀しいカフェのバラード本の設計図」「哀しいカフェのバラード本の絵の配分図」なども展示されています。
続いて入り口から進んで右側にあるコーナーの展示についてご紹介します。
奥の方から見ていきます。
「CAPOTE SUITE」
1979年に作られたトルーマン・カポーティーの小説を題材に作られた作品で、
後に村上春樹さんとの出会いに繋がった作品。
山本先生は題材となる本の内容を深く深く読み込み、感じ取った自身の感想を絵として表現されるそうです。
トルーマン・カポーティー著(村上春樹訳、1988年−1990年)クリスマス三部作
「おじいさんの思い出」「あるクリスマス」「クリスマスの思い出」
版画が使われた書籍も展示されているので、版画と作品と見比べながら鑑賞することができます。
「世界の文学」全20巻(1989年〜1991年)
一枚の作品と共に実際の本も展示されています。
この本の版画はどれかな、と探しながら楽しく鑑賞しました♪
この場所以外にも、このシリーズの版画が展示されているので見つけると嬉しくなりました。
短編小説「我らの時代のフォークロアー高度資本主義前史」(村上春樹著)挿絵として制作された作品。
劇作家・詩人であるシェイクスピアを題材にした作品。
覗き穴から見たシェイクスピアの世界観という発想に驚きました。
壁、床下、天井、いろいろな形の穴から覗くということで、銅板を不定形に作り穴から覗いた世界として表現されたそうです。
作品作りに使われた「シェイクスピアのソネットの銅板」と「銅版画プレス機」は会場内に展示されています。
銅版の形だけでなく、腐蝕した銅版を使い様々な線や表情が作り上げられる事など、初め知る内容にワクワクしました。
小説家・詩人であるジェイムズ・ジョイスを題材とした作品。
では、今後は入り口入って左側のコーナーを見ていきます。
こちらでは児童文学や絵本作品が展示されています。
今回の展示会は開催期間が1期と2期に別れており、3月3日から2期となります。
この2期では「赤毛のアン」「白雪姫」「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」といった児童文学・絵本作品が紹介されています。
この展示会はお子さん連れも歓迎とのことで、この絵本作品のコーナーではお子さんが作品を見やすいよう通常より低めの位置に展示されいるそう。
とても素敵な心遣いだなと思いました♡
各作品の近くには書籍も展示されていますので、実際に書籍でどのように使われいるのかを確認してみると楽しいと思います。
「白雪姫」
物語の中で印象的だった人や、言われてみれば重要だった登場人物のお話が楽しかったです。
「赤毛のアン」
明るく元気で親しみやすいアンが魅力的な作品。
「不思議の国のアリス」
とてもたくさんの作品が展示されています。
描かれた年代によって画風が異なるのも見ていて楽しい。
先生がこだわって描かれた、とかげのビルが失神しているシーンの説明などを聞くことが出来ました。
「鏡の国のアリス」
「鏡の国のアリス」は物語の進行がチェスのルールに則っていて、
その「鏡の国」のチェス版をイメージしたレイアウト上に版画が展示されています。
「世界文学の玉手箱」全20巻
「足長おじさん」「昆虫記」「ピーターパン」「十五少年漂流記」「クリスマス・キャロル」「ピノッキオの冒険」「にんじん」「家なき子」の作品が展示されています。
作品と一緒に書籍も展示されていますので比べて楽しむことができます。
その他のスペースには
詩人ファン・ラモン・ヒメネスの「プラテーロと私」を題材とした作品が掲載。
オペラ「こうもり」を題材にした作品。
展示横にあるテレビ画面ではこの作品の制作過程を含めたドキュメンタリー映像を見ることができます。
制作過程以外にも先生の人となり触れられていて、とても興味深い内容でした。
見応え十分すぎる内容の版画展。
一度ならず2度、3度と見て回るたびに新しい発見があってそれがまた楽しい。
子供の頃に読んだ「不思議の国のアリス」や「赤毛のアン」といった絵本の世界観を大人になって改めて見てみると、子供の時とはまた違った新しい発見が出来て良い経験でした。
ギャラリーツアー後に華組&Jマダムの皆さんと山本先生でお話しする時間がありました。
先生の幼少時のお話し、銅版画を選択した理由や銅版画の魅力、作品制作に関する考えなど貴重なお話を聞くことができました。
また、ギャラリツアーで先生からお話をきくことで、自分一人で作品を見たり説明文を読んだだけでは気づけなかった多くの視点を知ることが出来ました。
山本先生、貴重な体験をありがとうございました!
今回のギャラリツアーをご一緒したエクラ華組メンバーで記念写真♪
(前列向かって左から)チカちゃん、サワちゃん、ユカリちゃん、ミワちゃん、ノリちゃん
(後列むかって左から)ナユミちゃん、カヨちゃん、私
エクラ華組&Jマダムの皆さんと一緒に記念写真♪
(向かって左から)華組チカちゃん、華組ナユミちゃん、Jマダムかよちゃん、私、Jマダムさっちゃん、JマダムCHIKAKOさん、Jマダムとも子さん
ここからは今回の版画展が開催されている村上春樹ライブラリーについてご紹介します。
2021年に国際文学、翻訳文学を研究・発信していく施設としてオープンした村上春樹ライブラリー。
入り口を入ると左側には、ギャラリーラウンジがあります。
こちらでは村上春樹さんのデビュー1979年から近年までの作品などが並べられています。小説・エッセイの初版本、本棚には著作の他言語翻訳版が並べられています。
ギャラリーラウンジの奥には、村上春樹さんのデビュー1979年から2024年に至るまで手がけてきた作品の年譜一覧があります。
翻訳を含めこんなに多くの書籍を出版されいることに驚きました!
学生時代にジャズ喫茶「ピーターキャット」を開いたほど音楽好きとして知られている村上春樹さん。
ギャラリーラウンジと同じ1階にあるジャズやクラシックのレコードを聴きながら読書ができるオーディオルームがあります。
とっても素敵で贅沢な空間だなって思いました♡
こちらの図書館で一番有名な場所なのではないかと思われる「階段本棚」。
こちらでは本がテーマ別分けて並べてあります。
階段本棚にある本は、階段に腰掛けたり、地下1階のラウンジで読むことがきます。
地下1階にある人気のカフェ「橙子猫 - Orange Cat -(オレンジキャット)」
村上春樹さんがカフェ「ピーター・キャット」を学生時代に経営していたことにふまえ、こちらのカフェも早稲田大学の学生によって運営されています。
山本容子先生の版画展ポストカードなどはこちらのカフェで購入できます。
今日のブログはここまでです。
今回の版画展で数々の作品と山本先生の豊かな表現力や考えに触れ、改めて自分の考えや感性について知るとても良い機会となりました。
芸術作品に触れることは、癒し、美的感覚、感性など得るものがたくさんあるので、今後も今回のような素敵なアート作品に触れる機会を意識して得ていきたいなと思います。
最後までブログをお読みいただき、ありがとうございました。