先日、エクラ編集部企画「山本容子さんギャラリーツアー」に参加させていただきました。
ご本人から直接お話を伺えるという、とても貴重な機会。
版画の世界観、そしてその創作の背景について、たくさんの気づきと学びをいただきました。
「世界の文学と出会う〜カポーティから村上春樹まで」
今回の展覧会は、タイトル通り文学と銅版画が交差する作品が並びます。
ギャラリーツアーでは、村上春樹さんとの36年ぶりのコラボレーションについてのエピソードや、
『赤毛のアン』
『不思議の国のアリス』
『鏡の国のアリス』
といった文学作品を、山本容子さんならではの解釈で銅版画に制作されたお話など、たっぷりと語ってくださいました。
「読書感想文を絵で描く」という発想
山本さんが27歳のときに制作された初の文学版画集は、カポーティの作品が題材。翻訳は、なんと村上春樹さんだったそうです。
そして何より心に残ったのが、
「読書感想文を絵で表現する」
という、山本さんならではの本と向き合う姿勢。
そこには、正解や不正解は存在せず、“自分が感じたことをカタチにする”ことの大切さを感じました。
また、シェイクスピア作品の表現についても、
「シェイクスピアの全貌はとても把握できない。だから“節穴から覗いた世界”として描いたんです。」
という言葉がとても印象的でした。
美しい本の装丁。
まるで本がアートになったような美しい装丁。
並ぶ姿は小さな美術館のようです。
英文学と向き合った大学時代の記憶
個人的には、大学時代に英文学の授業で教材だった『不思議の国のアリス』を思い出しました。
当時は言葉遊びの表現が難しく、日本語と英語の両方で読んでも、正直なところ苦手意識しか残らなかったのですが…
今回の展覧会を通して、「今の自分だったら、きっと違う視点で読めるかもしれない」と素直に思えたのです。
文学作品は、読むタイミングや経験によって、まったく新しいものに生まれ変わる。
そんな発見が、今回の展覧会で得られた一番の収穫だったかもしれません。
トカゲが失神するシーン〜不思議の国のアリスより〜
最後にはそれぞれ持ってきたものにサインと記念撮影してくださいました。
この日のコーデはグレーで。
同じく色の場合、素材感に変化をつけてコーデするようにしています。
gilet:TOMORROWLAND
skirt:CHAOS
展覧会情報
山本容子版画展
「世界の文学と出会う 〜カポーティーから村上春樹まで」
• 開催期間:2025年3月3日(日)〜5月27日(火)
• 時間:10:00〜17:00
• 休館日:水曜日
• 入場料:無料
• 会場:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)2階
本とアートが響き合う、静かで奥深い時間。
ぜひ、体験してみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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