仕事や目の前のことに集中できず、ストレスフルな体のかゆみ。特にデリケートゾーンのかゆみは、体の変化が大きい更年期世代で急増する。考えられる原因と対処法を、皮膚科医の慶田朋子先生が指南。
エストロゲンの影響が大きいデリケートゾーンは最も乾燥が顕著
「体中で最も“エストロゲンの支配が強い”ともいえるのがデリケートゾーン。エストロゲンの減少で皮膚の萎縮や乾燥がすすむため、アラフィーになるとデリケートゾーンのかゆみに悩む人が急増します。外陰部は構造が入り組んでいて汚れがたまりやすい場所ですが、洗いすぎはバリア成分を根こそぎ奪ってかゆみを助長させてしまう可能性も」
考えられる原因&対処法
洗いすぎによる潤い低下が原因! 優しい洗浄料で洗って
原因
会陰や外陰部は構造が複雑で、排泄物やアカなどの洗い残しが気になるけれど、洗浄力の強いタイプでゴシゴシ洗うのはNG。保水性の低下している皮膚に、追い打ちをかけてしまうことに。
対処法
潤いを奪いすぎないよう、赤ちゃん用や洗浄力のマイルドなタイプのボディソープを使って。かき壊してしまったりガサガサした状態になっていたら、治療が必要なので皮膚科へ。
膣内の変化で膣炎リスク上昇! おりものでチェックして
原因
エストロゲンが減ると粘液量が減り、膣内を酸性に保ちづらくなり、細菌性膣炎のリスクも。このタイプの膣炎自体にかゆみはなく、症状が軽いため感染に気づきにくい。臭いが非常に強いおりものが出るので、シャワー洗浄などで膣内を洗いすぎて皮膚の乾燥、かゆみにつながることも。
対処法
健康なおりものは半透明~クリーム色で、やや酸味のある臭い。細菌性膣炎になると生臭く強い臭いになるため、日々おりものを確認して。色や臭いに変化があったら婦人科で治療を。