50代になると色々と出てくる“アシ”のトラブル。陥入爪や巻き爪は、炎症が起こると強い痛みがあることも。そんな「爪の変形」の予防と緩和方法を、足病医療の菊池 守先生が解説。
爪が巻いたり、端が食い込む【爪の変形】
こんな症状
爪が内側に巻いて皮膚に食い込むようになるのが巻き爪。「親指に発症することが多いですが、ほかの指でも起きます。痛みがある場合とない場合があります。また、爪が巻いていないけれど端が皮膚に食い込んで炎症が起きている状態が陥入爪です」。(菊池先生・以下同)。
陥入爪
爪が巻いていないが皮膚に食い込んで痛い状態。外反母趾だと親指がねじれてきて爪が刺さって腫れ、痛みが強くなる場合も。
巻き爪
爪が内側に巻いて皮膚に食い込んだ状態が巻き爪。足指に強い痛みを起こすことがあるが、痛みがない場合も多い。
原因
巻き爪と陥入爪の大きな原因は靴による圧迫。次いで多い原因が足指を使わないこと。親指でしっかり地面を踏み締め、足指に正しく体重がかかっていれば爪が地面から押されるので丸まらない。でも足指が正しく使われていないと爪に均一に力がかからず爪は巻いていってしまう。
対策
「爪の食い込みをテーピングで広げたり、市販の爪を持ち上げるグッズで爪と皮膚の間に糸をはさんで食い込みを抑える方法などでケア可能。医療機関では爪をワイヤーで矯正したり、重症なら手術をすることも。インソールやエクササイズで足指が正しく使われるようにすることも大切」
予防・緩和するには…
巻き爪や陥入爪予防には爪の切り方も重要。爪は先端から指の肉が見えない程度に切るのが基本。爪にある程度の長さがあれば足指に体重がかかっても爪が肉に刺さることがない。
爪を短く切りすぎると、歩いたときなどに足指に体重がかかるたびに下からせり出す肉に爪が刺さり、ひどい場合は炎症を起こす。
踏み込める足にする足指エクササイズ
手で片足の5本の指をつけ根からつかんで、足で拳を作るイメージで足指をギュッと曲げたら、足指をパッと広げる。左右とも行う。