更年期は骨折しやすくなる?手指の関節が痛むのは女性ホルモンの減少が原因? 専門医が対処法をアドバイス!

更年期のお悩みに産婦人科医の高尾美穂先生が回答。小さな骨折が増えた、指が痛い、という50代読者からの声。原因は女性ホルモン・エストロゲンの減少だった? その対処法とは。

産婦人科医・高尾美穂先生
産婦人科医・高尾美穂先生
たかお みほ●イーク表参道副院長。産婦人科専門医・医学博士。婦人科の診療を通して女性の健康をサポート。メディアでのわかりやすいアドバイスが人気。近著は『「自分が主役」で生きたらいいじゃん 頑張ってきたあなたに贈る80の言葉』(扶桑社)。

小さな骨折が増えました。予防策はありますか?

最近、ちょっとした不注意で小さな骨折をしたり、自転車で転倒しやすくなったりして自分でも驚いています。骨折をしやすくなる理由はなんでしょうか。予防策もあれば教えてください。(56歳・会社員)

Answer

エストロゲンには骨を丈夫に保つ働きがありますが、更年期以降はエストロゲンの分泌量が減るので骨がもろくなりやすいのです。手足をぶつけたり、転んだりしたら骨折するものと思っておいたほうがいいでしょう。まずは体を何かにぶつけたり、転んだりしないこと。そのためにも、同時に複数のことをする“マルチタスク”は禁物。例えば、歩くときはスマホを見たり、ぼんやりしたりせず、とにかく“歩くこと”に集中するというように、今している動作だけに意識を向けて。そして日ごろから足先など体の“端っこ”にも神経を行き届かせることが大切です。転倒しそうになっても転ばずにすむように、ストレッチなどをして関節を柔軟に保っておくこともおすすめです。

産婦人科医・高尾美穂先生

指の痛み、本当につらいです。

指が痛くて、仕事も家事もやる気をそがれます。緩和する方法はありますか?(55歳・会社員)

Answer

エストロゲンには関節や腱を健康に保つ働きがありますが、エストロゲンが減っていく更年期にはその働きが失われて、手指などの関節に痛みが起きやすくなります。整形外科では痛み止めの外用薬や内服薬、ステロイド注射などで治療をしますが、なかなか根本的な改善にはなりません。おすすめなのはエクオールのサプリメントです。エクオールは、大豆イソフラボンをとったときに腸内細菌によって代謝されて産生される物質で、エストロゲンに似た作用をもちます。特に手指の不調の改善効果が高く、服用して症状が改善したという報告が多いので、試してみては。ただし、自己判断で中途半端にとるのではなく、一日の推奨量をきちんと守ってとることが効果を得るための大事なポイントです。

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撮影/ HAL KUZUYA 取材・原文/和田美穂 イラスト/小笠原晴子 ※エクラ2025年11月号掲載

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