実は、女性ホルモンが減る更年期以降こそ、男性ホルモンが大切であることを知っていますか? 筋肉や骨を丈夫にしたり、やる気を出させてくれるのが男性ホルモンであるテストステロン。その維持方法も解説します。
【教えていただいた方】
産婦人科医、医学博士。大学病院で医療の最前線に立ち、女性医療・更年期医療のさまざまな臨床研究にも数多く携わる。女性予防医療を広めたいという思いから、インスタグラムでも発信。更年期、妊活、月経不順など女性の体のホルモンマネジメントが得意。
Q1. 閉経したら男性ホルモンが増えるの? オジサン化するのではないかと心配…
A1. むしろ男性ホルモンを味方につけて
「女性の卵巣や副腎でもつくられている男性ホルモン『テストステロン』。やる気・活動力・社会性をアップしたり筋肉や骨を丈夫にする働きがあります。更年期に女性ホルモンが激減しても、テストステロンはあまり変化しません。そのため、ホルモンバランスが乱れ、ひげが濃くなったりする場合もあります。
ただし更年期には、少なくなった女性ホルモンの代わりに、心と体の健康を支えてくれる強い味方です。むしろ、意識的にテストステロンの維持に努めましょう。具体的には運動が一番です。運動によりテストステロンが増えると、血流がよくなったり筋肉が増えて、更年期太りも防いでくれます」
Q2. 太っている自分が嫌です。運動しなければと思っても、更年期のせいか、だるくて動けません
A2. 少しずつでも筋肉を増やす工夫を。男性ホルモンが増えて痩せやすく、更年期症状も改善してきます
「エストロゲンが減ったあとの体をサポートするのは男性ホルモン『テストステロン』です。増やすには運動が一番。筋トレではなくても、ヨガなどに通う、コンビニジムに行くなどギアチェンジしてみませんか? 家なら椅子やテーブルを使って足腰を動かすだけでも違います。一度筋肉がつくと痩せやすくなり、気分も変わるはず。何よりテストステロンが増えると更年期症状が改善されます」
合わせて読みたい
初出:OurAge 2024/2/4