家時間が増えて運動量が減り、下半身にぜい肉がついた、歩くのが遅くなった、など下半身のくずれや衰えに悩む人が増えている。そこで、短時間でも柔軟性がアップし、おなかや腰まわりがやせる話題のメソッド「おしり筋伸ばし」を、骨盤矯正パーソナルトレーナー・Naokoさんがご紹介。
脚の動きが悪くなった? A子さん
いつの間にかたれじりに? B子さん
座りっぱなしの生活や加齢は、おしりだるみの元凶。ピーマン型からやがては洋梨型になりますよ。股関節も硬くなり、老け見えにつながります!
骨盤矯正 パーソナルトレーナー Naokoさん
おしりの3タイプ
【ぺったんこ型】
日本人に多いメリハリの少ないおしり。もともと筋肉不足なことも。
【ピーマン型】
むちっと脂肪がつき、角ばったおしり。太ももが太くなりやすい。
【洋梨型】
太ももとの境目があいまいなほど、横と下に脂肪が流れたおしり。
筋肉を甘やかすと下半身老けが加速する
二足歩行を行う人類が飛躍的に発達させた、おしりの筋肉。上半身と下半身をつなぐ重要な役割を果たすこの筋肉がうまく使えずにいると、「体の動きが悪くなり、姿勢や体のラインもくずれていきます」と語るのは、骨盤矯正パーソナルトレーナーのNaokoさん。
「私のメソッドでは『おしり筋』と呼びますが、これは大腰筋や腸骨筋などのインナーマッスルから外側にある大臀筋(だいでんきん)や中臀筋などの筋肉の総称です。このおしり筋は骨盤や股関節、そけい部につながる大事な筋肉で、ここがきちんと伸びて働くようになれば、股関節のこわばりがとれて可動域が広がり、骨盤のゆがみも改善されます。ゆるんだおしりもキュッと締まりますよ」
下半身の筋肉や関節が整って本来の働きができるようになると、上半身のさまざまな悩みも解消される。
「例えばぽっこりおなかは、おしり筋が怠けていてそけい部が縮み、支えをなくしたおなかの筋肉がゆるむことで下腹部が出てしまう状態。スッキリおなかを目ざすなら、腹筋をがんばるよりおしり筋の活性化が近道なんです。おしり筋の強化によって全身のバランスが整った生徒さんはたくさんいますよ」
コロナ禍の影響で動きが悪くなった筋肉や関節の柔軟性を取り戻すためだけでなく、「5年後、10年後の自分を考えてメソッドを続けて」という。
「加齢とともにさらに股関節の動きが悪くなると、体のゆがみがひどくなったり、転倒の危険も大きくなります。また、悪い姿勢を続けていると、将来、背が縮む原因に。今から上半身を支える下半身の筋肉を鍛えて、さっそうとした姿をキープしましょう」
早い人なら始めて1週間で効果が出るこのメソッド。深い呼吸を意識して、今日からすぐ取り組んで。
おしり筋を使えていないと、老け見え姿勢に!
おしり筋の強い人
おしり筋の弱い人
階段を避けて歩く、前かがみの姿勢で長時間デスクワーク……こうした生活を続けていると、おしりや太もも裏の筋肉が弱まって体をまっすぐに支える力が衰えてしまう。その結果、ねこ背で下腹部が突き出た老け見えの姿に!