「帯状疱疹」の素朴な疑問や気になるあれこれについて、皮膚科医の松尾光馬さんが回答。
Q.ほかの人にうつるの?
A.帯状疱疹としてうつることはありません
帯状疱疹になるのはほかの人からうつされたからではなく、体内に潜むウイルスが活性化するため。なので、人から人へ帯状疱疹としてうつることはありませんし、水ぼうそうにかかったことがある人にはうつりません。赤ちゃんや幼児など、今までに水ぼうそうにかかったことがない人にうつると、水ぼうそうを発症する場合があります。
Q.過去にかかってもまたかかることがある?
A.免疫力が下がった際に再発する人も
基本的には1回帯状疱疹になるとウイルスに対する免疫が上がるため、その後はなりにくいですが、2回以上なる人が5~6%程度いるといわれます。その場合1年以内に再発することはごくまれですが、その後に免疫力が低下した際などに再発しやすい。再発の際は、前回とは違う場所に発疹が出るケースが多いようです。
Q.水ぼうそうになったか覚えていません。
A.血液検査をすれば抗体の有無はすぐ判明
覚えていなくても、血液検査をすれば水ぼうそうウイルスの抗体をもっているかはすぐわかります。そもそも水ぼうそうにかかったことがなければ帯状疱疹にはなりませんが、生ワクチンを接種すれば水ぼうそうも帯状疱疹も両方予防できます。ただ、エクラ世代では水ぼうそうウイルスをもっていない人はほぼいないはずです。
皮膚科医 松尾光馬さん
皮膚科医 松尾光馬さん
中野皮膚科クリニック(東京・中野)院長。東京慈恵会医科大学非常勤講師。ヘルペスウイルスに詳しい。帯状疱疹、アトピー、ニキビなどの皮膚疾患から美容皮膚科まで対応。
取材・原文/遊佐信子 イラスト/朝倉千夏 ※エクラ2023年7,8月合併号掲載