正しい姿勢習慣を身につけるだけで、疲れ具合が変わってくる!【50代 疲れ知らずの体をつくる習慣】

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疲れを見せずにいつも元気そうに見える人、一方でいつも疲れて見える人がいます。実は、疲れない人は日々の生活の中で、ちょっとしたことを習慣にしているとか。そんな疲れない生活習慣について、内科医で疲労に詳しい工藤孝文先生に伺いました。

【教えていただいた方】

工藤孝文さん
工藤孝文さん

内科医・糖尿病内科・統合医療医・漢方医。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後は大学病院などを経て、現在は福岡県みやま市にある自身のクリニックにて地域医療に注力。著書に『「毎日疲れない」にいいこと 超大全』(宝島社)など多数。

あの人はいつも元気そう、それに比べて私はどうしていつもこんなに疲れているの? そう思ったことはありませんか?

「これをしさえすれば疲れないといった魔法のような方法はありません。日々のちょっとしたことの積み重ねが、疲れない体をつくる秘訣です」(工藤孝文先生) 

そんな、小さな生活習慣をまとめました。

1. 疲れない人は、立っていても座っていても姿勢がいい 

「二足歩行の人間にとって、重力に対して最も楽なのは、横から見て背骨が緩やかにS字カーブを描き、耳、肩、股関節、膝、くるぶしが一直線になった姿勢です。これがよい姿勢といわれるものです。  

人間の頭は体重の約10%もの重さがあり、成人女性では4~6㎏。この重さを首や肩、背中の筋肉が支えています。こうした重い頭を支える際も、よい姿勢をとっていると、湾曲した背骨がクッション役になって、その重さを効率よく吸収することができます。  

ところが、首が前に傾いた悪い姿勢だと、首や肩にかかる負担は2倍以上になるといわれています。一見、楽そうに見える猫背の姿勢ほど、体への負担は増して、疲れやすくなるのです。  

さらに、よい姿勢を維持するときに使われる、背中、お腹、お尻などにある抗重力筋が適度な刺激を受けると、脳内ホルモンのセロトニンが分泌されることがわかっています。セロトニンは別名『幸せホルモン』と呼ばれ、心のバランスを整える働きがあるので、ストレスを感じにくくなります。  

座り姿勢では、椅子に深く座り背もたれに背中をつけて、両足の裏全体を床につけ、膝を90度以上に曲げ、肩の力を抜いた姿勢がベスト。  

脚を組んだり、両膝をつけて足をハの字に広げた姿勢は、体や骨盤の歪みを引き起こし、膝やふくらはぎにも悪影響があり、痛みの原因になるので注意が必要です」  

こうした正しい姿勢習慣を身につけるだけで、疲れ具合が変わってくるというので、ぜひとも実践を!

2. 階段を上るときは足元を見ないのが正解! 

長い階段を上るとき、すぐに息が切れて、途中でため息をつきながら上っていませんか? 一方でスイスイと足取り軽く上っていく人もいます。その違いは、単なる運動不足の問題だけではないようです。

OurAge×Webエクラ 2 階段を上るときは足元を見ないのが正解! 

「その違いのひとつは上るときの姿勢です。よくあるのが、足元を見て前かがみになっている状態。これだと重心が体の中心からずれるので、頭や体を支えたり、股関節や膝への負担を軽減しようと、そのまわりの筋肉が使われます。より多くのエネルギーが必要になるのです。  

また、つま先だけを階段のステップにかけて上ると、バランスをとろうと、膝が前に突き出た形になるので、余計に脚の筋力が必要です。長く続けていると、膝のトラブルを引き起こしかねません。  

足元を見ずに、視線を3段ほど先に向け、姿勢を真っすぐに保ちながら、ステップには足裏全体でしっかり踏み込むこと。こうすると体重が真下にかかるので、疲れを軽減することができます」

3. 落ち込んだときこそ「そわかの法則」でポジティブ思考に

落ち込むことがあったり、気分がさえないとき、そんな心はそのまま体の疲れとして現れます。そんなときこそ「そわかの法則」だといいます。

「『そわか』とは『掃除・笑い・感謝』の頭文字をとった言葉です。これらを実践すると幸運がやって来るというものです。  

皆が嫌がることを率先して行い、笑顔を絶やさず、人への感謝の気持ちを持つことです。落ち込んで何もする気が起きないときこそ実践すると、ネガティブな感情から解放されて、心を立て直すスイッチになるはずです。これは私自身が実践している方法です」

4. 天気に敏感な人は天気予報のチェックを習慣にする 

雨や曇りの日はなんとなく元気が出ない、低気圧が近づくと頭痛がひどくなるといったことはありませんか? 犬を飼っている場合は、雨の日は一日中寝ているといった愛犬の行動で気づくこともあります。

OurAge×Webエクラ 4 天気に敏感な人は天気予報のチェックを習慣にする 

「実は、気圧の変化は心身に影響を与えることがあります。天気によって頭痛が起きたり足腰が痛むといった症状は、最近は日本でも『天気痛』として注目されています。

こうした天気痛への対処で大切なのは、自分カルテを作ることです。不調を感じた日と症状をメモしておくのです。すると、『雨の日は頭痛がひどい』『曇りの日は気分が落ち込む』といった、天気との法則性がわかってきます。すると、その前に薬を飲むなどの対応ができるようになります」  

天気予報をチェックする習慣をつけることで、前もって心身の不調に対する準備ができ、不要な疲れを未然に防ぐことができます。

5. 週末のデジタルデトックスで脳にも休日を! 

仕事でパソコンに向かい、通勤や休み時間にはスマホを見てしまう…。そんな人は少なくないのではないでしょうか?

「パソコンやスマホの画面を見ているだけで、脳は多くの情報を受け取り、それを処理してフル回転で働いています。たとえ体を動かしていなくても、夕方になるとぐったり疲れるのはそのためです。  

この脳疲労を解消するためには、スマホやパソコンを使わない時間を長くすることが大切です。気がついたらスマホを手にとっている人は、スマホ依存症かもしれません。できたら一週間に1日、これらに触らない日をつくってはどうでしょうか? せめて、夜何時からは触らないようにするなど、できる範囲で始めるといいでしょう」  

【スマホ依存度チェック】

□ スマホが手元にないと落ち着かない
□ 一日中スマホに関することを考えて、どうしても触ってしまう
□ メールやSNSを必要以上にチェックする(すぐに返信しないといけないと考える)
□ ネットサーフィンや動画の視聴をしていると、気づくとかなりの時間がたっている
□ 気づいたときには小遣い以上に課金していた

ひとつでも当てはまるならスマホ依存症かもしれません。少しずつでも、見ない、触らない時間をつくって、脳を休ませることをおすすめします。

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イラスト/midorichan 取材・文/山村浩子
初出:OurAge 2024/10/4

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