「潤いのある腟の持ち主は、顔にもハリと弾力があります」と助産師のたつのゆりこさん。日本人女性向けオイルケアを提唱する彼女に、その理由について詳しく伺いました。
1960年生まれ。Be born助産院・産後養生院院長。助産師・鍼灸師・看護師の資格と幅広い業務経験、東洋医学やアーユルヴェーダの知識を生かし、お産の介助、出産前後のケアから更年期の対処法にいたるまで、女性の健康に貢献
冷えも尿もれも、ここの乾燥が原因だから… 「腟ケア」で、閉経後の人生が変わる!?
助産師・たつのゆりこさんは、アーユルヴェーダや東洋医学を学び、幅広い知識と経験で何百人もの妊産婦を、産前産後も含めトータルで支える、いわば「女性の健康を守る」プロ。ご本人もホルモンバランスの波など軽々と乗り越えてきたと思いきや、 50代に入って起きた体調の乱高下に翻弄されたという、意外な経験の持ち主でもありました。
「仕事は24時間態勢で生活は不規則の極みだし、性格的にも目標を立てたらそこに向けて突っ走るタイプ。当初はまったく更年期症状だと気づかず、カウンセリングに通ったり、最終的にはパンチャ・カルマ(アーユルヴェーダによるデトックス治療)を受けにインドまで行きました。でも結果は、はかばかしくなく、もしかしたら閉経なのかも? と」
帰国後、病院で検査を受けると、
「閉経ですね。子宮も順調に萎縮していますと言われ、ようやく納得。萎縮というネガティブな言葉も、自分が言われて初めて、受け入れるのに時間がかかるものだと知りました」
その後ホルモン補充療法を受けてその効き目に驚き、一転、ヨガに切り替えたりと、試行錯誤を繰り返す日々でした。
「気がついたら、腟が萎縮していて、自分の小指すら入らない状況でした」
妊婦さんたちに会陰マッサージを教えていたたつのさんですが、ここにいたり腟ケアの必要性を再認識したのでした。
「アーユルヴェーダで言えば、乾燥している腟はヴァータ状態。乾いてかさついているのを、しっとりと落ち着かせるためには、オイルケアが最適なのです」
たつのさんの助産院に妊活にやってくる若い女性たちの中にも、腟が乾燥していて、セックスそのものが苦痛になってしまっているケースが少なくないのだとか。オイルを使っての会陰マッサージは、妊娠中だけでなく、腟が乾いて硬くなっている女性なら年代に関係なく誰にでも、必要なケアなのです。
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初出:OurAge 2018/7/11