【「痔」を育てないためのセルフケア術4選】腸を「正しく」動かすケアも!

痔は悪化しないようにうまく付き合っていくことが大事で、そのために重要なのが生活習慣の改善。そこで痔にならない、育てないためのセルフケア術を大腸肛門専門医 草間 香先生に伺った。早速、実践してみて。

大腸肛門専門医 草間 香先生
大腸肛門専門医 草間 香先生
草間かほるクリニック院長。著書は『痔の悩みが解決する本 安心ハンドブック』(IDP出版)。

《腸を「正しく」動かすケアを》

「便秘や下痢を治すことは痔の予防・改善にはマスト。便は、黄色〜黄褐色で、半練り状態のバナナ状で、強い悪臭がないのが理想的。このような便が出るよう、食物繊維や乳酸菌など腸内環境を整えるものを毎日とりましょう。水分不足も便秘を招くのでしっかりとること。また、腹筋が弱まると腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下して便秘になりやすいので、以下のような腸を刺激するエクササイズやマッサージも取り入れて」

腸を刺激するストレッチ

腸を刺激するストレッチ。あおむけに寝て、片方の膝を曲げる。息を吐きながら、両手で膝をおなかのほうに引き寄せて10秒キープ。これを左右交互に3〜5回。

腹筋を鍛えるトレーニング

腹筋を鍛えるトレーニング。椅子に座って、両手で座面をつかむ。両足をそろえて、床から10㎝ほど引き上げて10秒キープ。次に両足を下ろす。これを10回。

排便を促すくるくるマッサージ

排便を促すくるくるマッサージ。あおむけになり、手のひらをおへその下に当てる。時計回りにくるくると、ゆっくりおなか全体をマッサージする。

《同じ姿勢を長時間続けない》

同じ姿勢を長時間続けない

「デスクワークはもちろん、車の運転や、電車など座った姿勢での長時間の移動、立ち仕事など同じ姿勢が続くと、肛門まわりのうっ血を招くので、30分に1回など時間を決めて、立ち上がって体を動かすようにしましょう」

《おしりも手足も冷やさない》

「冷えによる血行不良は痔の原因なので、冷え対策は万全に。最もおすすめなのが、一年中できるだけ毎日入浴すること。38〜40℃ほどのぬるめの湯ぶねにゆっくりつかる習慣を。また、腹巻きや足首ウォーマーや膝かけを使ったり、椅子にカイロを置いておしりを温めるのもおすすめです」

《辛いものは極力我慢》

「とうがらしやこしょうなどに含まれる辛味成分は、消化・吸収されずに排出され、肛門の刺激になって痔の原因になるので控えましょう。また、お酒を飲みすぎると下痢になりやすくなるので、痔がある人は控えめに」

肛門治療の第一歩。自分の「痔」のタイプは? 違和感を覚えたら早めに受診を
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取材・原文/和田美穂 イラスト/中根ゆたか 佐藤由実(藤村デザイン事務所) ※エクラ2022年4月号掲載

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